【第1回 NOPフィジカルセキュリティ情報発信】VMSとは?監視カメラシステムの特徴を簡単解説!
みなさま、こんにちは!
セールスエンジニアリング部の福井です。
いつの間にか今年も残すところ後1ヵ月程となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ついこの間、新年を迎えたような気がするのですが、あっという間に1年が過ぎていってしまいますね。。。
今回からフィジカルセキュリティ商材について、基礎的な内容から事例紹介・アプライアンス製品紹介・Genetec製品と他ソフトとの連携について等、様々な内容で継続的に情報をお送りさせて頂きます。
初回である本記事では「監視カメラシステム」の基礎的な内容について、なるべく簡単に噛み砕いてご説明させていただきますので、「監視カメラシステム」の中でもどのようなものがあり、それぞれどういった特徴があるかをご理解いただければ幸いです!
目次[非表示]
- 1.DVRとは
- 2.NVRとは
- 3.VMSとは
- 4.クラウド製品について
DVRとは
DVRとはDigital Video Recorder(デジタルビデオレコーダー)の略称であり、レコーダーなどにデジタル方式で記録を行う、防犯カメラ用レコーダーのことです。
録画データ自体をデジタル方式で記録するため、古いアナログ方式のカメラであってもDVRがデジタルデータに変換し、記録を行う事が出来ます。
家庭用の防犯カメラで用いられるものの多くはこのタイプで、最もお手軽に設置できる防犯カメラになります。
DVRでは、個々のカメラとレコーダーは同軸ケーブルで配線することになり、カメラ台数が多くなるとケーブルの取り回しが煩雑になりがちです。
また、DVRは基本的に設置している場所(拠点)でしか監視カメラの映像を確認できません。
NVRとは
NVRとはNetwork Video Recorder(ネットワークビデオレコーダー)の略称であり、簡単に言うとネットワークに接続する機能を持ったDVRの事を指します。
従来であれば、NVRはサーバーラックに搭載するような大型の筐体製品が多かったのですが、最近では小さなPCで動作する製品も増えてきております。
DVRではカメラ1台ごとに同軸ケーブルでレコーダーへの接続が必要でしたが、NVRであればNWスイッチとレコーダー間を繋ぐLANケーブル一本で解決します。
また、NVRは離れている場所からでも監視カメラの映像を確認できます。
例えば本社から地方拠点に設置した監視カメラの映像をネットワーク経由で確認することも可能です。
VMSとは
VMSはVideo Management System(ビデオマネジメントシステム)の略称であり、基本的には録画された映像などを管理するシステムになります。
こちらは大規模な監視カメラシステムを構築する事に適しており、弊社で取り扱っているGenetec社のSecurity CenterもこのVMSになります。
Security Centerでは最小で数台~数万台規模のカメラを一括管理でき、録画した映像の記録やモニタリングを行うだけではなく、警報機器やセンサーとの連携、映像を分析して異常を検知し、アラートを発報するなどの仕組みも備わっております。
因みにGenetec Security Centerに関しては、何度か記事にさせて頂いておりますので、そちらをご参照ください!
・Security Center 大好き! vol.1
・Security Center 大好き! vol.2
・Security Center 大好き! vol.3
・Security Center 大好き! vol.4
・Security Center 大好き! - 番外編 -
・Security Center ver 5.9.1のご紹介
クラウド製品について
今までご紹介した内容は基本的にオンプレミスで実際にハードウェアを用意して環境を構築する必要があります。
そんな中、Genetec社はStratocastと呼ばれるクラウド版のVMSも販売しており、お客様の現地に機器を置きたくないといった要望にもお応えすることが可能です。
こちらの製品の詳細については長くなりそうなので、また別の記事でご紹介させて頂きます!
以上が第1回目の内容となります!
次回から数回に渡って事例紹介の記事を書かせて頂きますので、乞うご期待ください!