Security Center ver 5.9.1のご紹介
皆様こんにちは! NOP フィジカルセキュリティ担当の日達です。
これまでGenetec社のナンバープレート認識のソリューション「AutoVu(オートビュー)」やSecurity Center体験会イベントのご案内など、広く情報発信してきましたが、今回はSecurity Centerの最新ver5.9.1の機能について、ご紹介したいと思います。
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Genetec 社のSecurity Centerとは?
本題に入る前に、Genetec社のSecurity Centerって、そもそもどういう製品なのかを、こちらで少しご紹介したいと思います。
「Security Center」が製品名(統合セキュリティプラットフォーム)で、ソフトウェア製品となっており、 「ビデオ監視」「入退室管理」「ナンバープレート認識」の3つの機能があります。
Security Center最大の特徴は、これらの機能を一つのプラットフォーム上で統合管理可能で、それぞれ連携させて利用することも出来ちゃうんです!
例えばどんな事が出来るのか、幾つか動画を使ってご紹介させていただきます。
●Plan Manager
ビデオ監視の中の1つの機能で、MAP機能となります。地図データをSecurity Center側で読み込む事で、地図上のカメラの設置位置をアイコンでプロットし、インシデントが発生した際にクリック操作で該当カメラの映像をリアルタイムに確認したり、カメラの向きを変更したりすることが出来ます。
●Sipelia
Sipデバイスに対応しており、IPインターフォンをSecurity Centerにて統合運用可能なソリューションです。例えば、屋外にある(各正門や入口)受付用のIPインターフォンを複数のシステムを別々に導入されている場合、システム毎にオペレーションがばらばらなので、運用が煩雑化してしまいます。 Security Centerの入退室管理・Sipeliaを導入頂ければ、Security Center側で一括管理出来ます。
Security Centerでどんな事が出来るかのイメージが掴めたところで、Ver5.9.1の機能についてご紹介します♪
Security Center ver 5.9.1のご紹介
Ver5.9.1特徴
以下の3つの機能により、サイバーセキュリティのベストプラクティスを提供します。
① パスワードマネージャ
カメラデバイスの中には、複数台に渡り、製造元のデフォルトのパスワードを使用しているケースがありますが、「パスワードマネージャ」は強力なランダムパスワードを設定する事が可能です。これにより認証強化することが可能です。
② アップデートサービス「Firmware Vault」
サイバーセキュリティにおいて、カメラデバイスのファームウェアを最新に保つ事は非常に重要です。最新のリリースを確認し、VMSとの互換性の検証した上で、最新のファームウェアをインストールする必要があり、カメラ台数/機種が多数で運用している場合は、手間のかかる作業となります。
Genetecのアップデートサービス「Firmware Vault」は、カメラデバイスへのファームウェア適用に必要な作業不要で、最新のファームウェアがリリースされた際に、Security Centerの画面上にポップアップで通知が表示されるので、そちらを該当のカメラデバイスインストール頂くだけで適用可能です。
【Security Center ver5.9.1画面】
③ HID Origo統合
HID Origoとは、パートナー様にて構築可能なHID社のクラウド型アクセスコントロールプラットフォームです。サブスクリプションのモデルで、予めストックしてある資格情報から該当のデバイスに資格情報を割り当てる事が出来ます。これにより、仮にデバイスが盗まれたり、無くしてしまったりした場合も、資格情報はHID Origo上で管理しているため、クラウド上に保存されています。(資格情報が盗まれたり、無くなったりする事を防げます)また従業員の方が退職された場合も、新しい従業員向けに資格情報のライセンスを割り当てる事で、再利用可能です。
■HID Origo
長くなってしまったので、今回はここまでにしたいと思います。
今後も定期的にフィジカルセキュリティの情報発信をしていきたいと思います。
近々ウェビナーも開催しますので、ぜひチェックしてみてくださいませ!