【第4回 NOPフィジカルセキュリティ情報発信】監視カメラシステムでナンバープレート認識が一緒に管理できる!Genetec Security Centerの「 AutoVu」
みなさま、明けましておめでとうございます!
セールスエンジニアリング部の福井です。
フィジカルセキュリティ商材に関する連載の第四弾です!
※過去の記事はこちらから
【第1回 NOPフィジカルセキュリティ情報発信】 VMSとは?監視カメラシステムの特徴を簡単解説!
【第2回 NOPフィジカルセキュリティ情報発信】 「Omnicast」でご存じの方も多い?Genetec Security Centerビデオ映像監視の特長をご紹介!
【第3回 NOPフィジカルセキュリティ情報発信】 「入退室管理とカメラ監視が別々なんですか?それ、一つに纏めちゃいましょう!」
今回は、Genetec Security Centerの車番認証システムであるAutoVu(オートビュー)の実際の設定例や、どのような構成で導入されているかについてご説明させて頂きます。
Genetecというとビデオ映像監視や入退室管理のイメージが強いのですが、実はナンバープレート認識もスゴイんです!!(前回も同じようなセリフを言った気がしますね…)
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Genetec Security CenterとAutoVu
ネットワンパートナーズでは、カメラや入退室管理を統合管理するソフトウェアとして、Genetec社の「Genetec Security Center」を取り扱っています。
Genetec Security Centerには、ナンバープレート認識の機能としてAutoVuと呼ばれる製品がラインナップされています。
このAutoVuでどういった事が出来るかについては、過去の記事で詳しくご説明させて頂いているので、そちらをご参照ください!
・Genetec社「AutoVu」のご紹介
ナンバープレート認識の専用カメラ「Sharp-V」について
AutoVuを導入頂く際は、ナンバープレートの読み取り専用の「Sharp-V」というカメラが必要になります。
このカメラを使用し、まずは現地PoCにて想定設置場所での認識精度の確認を行い、設置環境に合わせて様々な調整を行う事で認識精度を上げる作業を実施します。
少しだけ実際の設定例をお見せすると、下記の画像のようにナンバーの検知範囲を赤枠で指定し、そこ以外に反応させなくすることで、誤検知の発生を防いでいます。
※ナンバープレートのモザイクはAutoVuの機能では無く、後から別途画像を加工しております。
最近のPoCで実際にあった例ですが、敷地の入口に大きな門があり、その門の柵が並んでいるところを数字の「1」かもしれないという誤検知をしてしまっておりました。この対策として上記設定で検知範囲を絞ることで、誤検知を減らすことができました。
その他にも様々な設定があり、一例としてはカメラから車までの距離で画角に映るナンバーの大きさも変わってきますが、そういったところも検知するナンバーの文字の最小~最大サイズを設定することができ、認識精度を向上させることが可能です。
上記内容についてはあくまで一例であり、その他にも認識精度を上げる設定は様々なものがあります。
ナンバープレート認識システムの構成概要
ナンバープレート認識システムを構築する際の簡単な構成例をご説明させて頂きます。
基本的には、監視カメラシステムと同じ構成となり、IPカメラと同じくPoE給電にてSharp-Vは動作いたします。
更に、入退室管理システムとの連携なども可能で、そちらについては前回の記事の構成例を参照いただき、そこのIPカメラ群と同列でSharp-Vを追加するイメージになります。
まとめ
今回はGenetecのナンバープレート認識システムの「AutoVu」をご紹介させて頂きました。
前回も同じことを書いておりますが、やはり重要なポイントなのでもう一度!
本来であれば「カメラ監視システム」や「入退室管理システム」「ナンバープレート認識システム」などを連携させるとなると、連携開発が必要なイメージがあるかと思いますが、Genetecの製品を使えば、高度なシステム連携がすぐに可能になるという点が一番の強みとなっております!
NOPでは、前回・前々回でご紹介させていただいた監視カメラシステム・入退室管理システムに合わせて、今回のナンバープレート認識についてもご紹介・デモが可能です。
少しでも興味がありましたら是非お気軽にお声がけいただけると嬉しいです!
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