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【速報】Cisco Live 2026 Las Vegas~WoS編~

こんにちは!

シスコ製品担当の本田です。

Cisco Live 2026 Las Vegasに参加してきました!

今回は、Cisco Liveの展示エリアである「World of Solutions(WoS)」で、特に印象に残ったソリューションをご紹介します。

WoSは、シスコの最新製品やソリューションを実際に「見て・触れて・体験できる」展示エリアです。毎年多くの注目技術が展示されますが、今回のCisco Live 2026 Las Vegasでは、これまで以上に「AI」「統合運用」「セキュリティ」が強く打ち出されていた印象です。

目次[非表示]

  1. 1.Cisco Live 2026 Las Vegasの主役は「Cisco Cloud Control」
  2. 2.AI時代のシスコを感じた注目トピック
    1. 2.1.Cisco Live Protect
    2. 2.2.Agent Observability
    3. 2.3.DefenseClaw
    4. 2.4.新製品発表:C9550 Smart Switch と CW9177
  3. 3.まとめ:Cisco Cloud Controlを中心に、シスコ製品群が「1つの運用体験」へ

Cisco Live 2026 Las Vegasの主役は「Cisco Cloud Control」

間違いなく、今回のCisco Liveで最も注目すべきソリューションは Cisco Cloud Controlでした。

Cisco Cloud Controlは、シスコ製品群を横断して運用を一元化する統合運用プラットフォームです。

Meraki、ThousandEyes、Security Cloud Control、Splunk、Nexus Dashboard、Catalyst SD-WAN、Intersight、Webexなど、複数のシスコ製品を「1つのログイン」「1つのインベントリ」「1つのトポロジ」「1つのアラートビュー」でつなぎ、これまで製品ごとに分断されていた運用情報を集約できます。

特に印象的だったのは、WoSで行われていた多くのデモが、Merakiであってもセキュリティ製品であっても、Cisco Cloud Controlのダッシュボード上で行われていた点です。

これまでのシスコ製品は、それぞれの管理画面が強力である一方、製品をまたいだ運用ではどうしても画面遷移や情報の突き合わせが必要でした。

Cisco Cloud Controlは、そうした分断をなくし、シスコ製品で構築された環境全体を1つの運用基盤として扱うことを目指している点が大きなポイントです。

さらに、Cisco Cloud Controlでは、AI AssistantやAI Canvasによる横断的な調査・原因特定・対応も可能になります。

AI Canvasは、単なるチャットボットではなく、オペレーターとAIエージェントが同じ画面上で調査し、原因を特定し、対応方針を検討できるワークスペースです。

つまり、Cisco Cloud Controlは単なるポータル統合ではありません。

アラートの相関分析、資産情報の可視化、トポロジ把握、AIを活用した調査支援までを1つの流れで実現しようとしている点に大きな魅力を感じました。

今後、ネットワーク、セキュリティ、可観測性、コラボレーションの運用はますます複雑化していきます。

その中でCisco Cloud Controlは、「シスコ環境全体を俯瞰し、より速く原因を特定し、より速く対処する」ための中核基盤になると感じました。

AI時代のシスコを感じた注目トピック

Cisco Cloud Control以外にも、WoSではAI時代を見据えた注目ソリューションが多数展示されていました。

その中でも、個人的に特に興味を引いたトピックをいくつかご紹介します。

Cisco Live Protect

まず印象に残ったのが、Cisco Live Protect です。

Claude MythosのようなAIにより、脆弱性の発見や悪用のスピードは今後さらに高まる可能性があります。

攻撃側がAIを活用することで、脆弱性が発見されてから悪用されるまでの時間が短くなると、従来のようにパッチ適用を計画し、検証し、メンテナンスウィンドウを確保するという対応だけでは間に合わない場面が出てきます。

Cisco Live Protectは、Nexusスイッチ上で対象CVEへの補償制御をリアルタイムに適用し、パッチ適用前の攻撃リスクを低減する機能です。

パッチを適用するまでの間、ネットワーク基盤側で攻撃リスクを抑えることができるため、AI時代に求められる「即応型の防御」をネットワーク基盤に組み込んでいる点が、シスコの大きな優位性だと感じました。

現在はNexus向けの機能として展開されていますが、今後はCisco Smart Switch、Catalyst WLC、Secure Routerなど、Nexus以外のシスコ製品にも搭載予定です。

Cisco Smart Switchはいち早く2026年8月に対応する予定とのことです。

脆弱性対応のスピードがますます重要になるAI時代において、Live Protectは欠かせない機能になっていくのではないかと感じました。

Agent Observability

続いて注目したのが Agent Observabilityです。

これは、シスコが2026年5月に買収完了したGalileo Technologies社の機能で、Splunk Observability Cloudへの統合が進んでいるソリューションです。

説明員によると、2026年7月にはSplunk Observability Cloudへの統合が完了する予定と話していました。

デモではすでにSplunk Observability Cloudダッシュボードに溶け込んだAgent Observabilityを見ることができたので、買収から機能統合の開発スピードの早さには驚かされました。

AIエージェントが普及すると、「AIが何を入力として受け取り、どのように判断し、どのツールを使い、どのような結果を返したのか」を可視化することが重要になります。

Agent Observabilityでは、AIエージェント上でやり取りされるプロンプトの履歴管理や、ハルシネーションチェックなどが可能になります。

別のAIに回答をチェックさせて品質を評価する、いわゆる「LLM as a Judge」のような仕組みにより、AIエージェントの回答品質や安全性を継続的に確認します。

個人的にも、AIセキュリティについてパートナー様と会話する中で、AIに対する可観測性の必要性を強く感じています。

AIを禁止するのではなく、安全に使うためには、まず「見える化」が必要です。

その意味で、SplunkにAgent Observabilityが搭載されていく流れは非常に注目しています。

まだ一般提供開始前の機能ではありますが、国内の製造業ですでに事例があるとの話もあり、日本市場でも今後ニーズが高まっていくと感じました。

DefenseClaw

もう1つ、個人的に非常に気になったのが DefenseClawです。

DefenseClawは、2026年3月に開催されたRSAC 2026で発表されたシスコのオープンソースAIセキュリティツールです。

AIエージェント、たとえばClaude Code、Codex、OpenClawなどは、端末のローカルファイルやコード、ツールに直接アクセスします。

便利である一方、企業環境で利用するには、「どこまで操作を許可するのか」「どのMCPサーバを信頼するのか」「意図しない操作をどう防ぐのか」という課題があります。

DefenseClawは、こうしたAIエージェントの利用に対して、スキルやMCPサーバのリスクを確認し、より安全にAIエージェントを利用するための仕組みとして注目されています。

現地では、2026年7月にCisco Secure Clientへ搭載される予定との説明もありました。

これにより、端末にCisco Secure Clientを入れるだけで、AIエージェントをよりセキュアに使える世界が見えてきます。

個人的にも最近Codexにハマっており、AIエージェントに対するセキュリティが一気に身近なテーマになってきました。

今後のアップデートにも注目していきたいと思います。

新製品発表:C9550 Smart Switch と CW9177

WoSでは新製品も多数展示されていましたが、特に気になったのが C9550 Smart SwitchとCW9177です。

C9550は、既存のCatalyst 9500シリーズに相当するSmart Switchです。

AI時代のキャンパスネットワークでは、端末やアプリケーション、AIエージェントの通信が増え、ネットワーク側にもより高い性能、可視性、セキュリティが求められます。

その中でC9550は、コア/アグリゲーション領域を支える次世代のSmart Switchとして、今後のキャンパスネットワーク刷新における重要な製品になると感じました。

もう1つは、屋外向けWi-Fi 7アクセスポイントのCW9177です。

スタジアム、キャンパス、屋外イベント会場、工場、物流拠点など、屋外で高品質な無線接続が求められるユースケースは今後さらに増えていくと考えられます。

日本でも、近い将来6GHz帯の屋外利用が広がっていく可能性があり、屋外向けWi-Fi 7 APは今後需要が伸びてくると予想されます。

Wi-Fi 7の本格活用に向けて、屋内だけでなく屋外の無線環境も進化していく点は非常に楽しみです。

まとめ:Cisco Cloud Controlを中心に、シスコ製品群が「1つの運用体験」へ

Cisco Live 2026 Las VegasのWoSを通じて最も強く感じたのは、シスコが単体製品の進化だけでなく、シスコ製品群全体を「1つの運用体験」として統合しようとしている点です。

その中心にあるのがCisco Cloud Controlです。

ネットワーク、セキュリティ、可観測性、コラボレーション、AIエージェントの運用までを横断的に扱い、人とAIが同じ情報を見ながら、より速く判断し、より速く対処する。

これこそが、今回のCisco Live 2026 Las Vegasでシスコが示した大きな方向性だと感じました。

Live Protect、Agent Observability、DefenseClaw、Smart Switch、Wi-Fi 7 APといった各ソリューションも、単独で見るとそれぞれ魅力的ですが、Cisco Cloud Controlを中心につながっていくことで、より大きな価値を発揮していくはずです。

AI時代のIT運用とセキュリティは、これまで以上に速さと複雑さが求められます。

その中でシスコは、ネットワーク企業としての強みを活かしながら、AI時代のインフラ運用・セキュリティを支えるプラットフォーム企業へと進化していると感じました。

今後も、Cisco Cloud Controlを中心としたシスコのAI時代の取り組みに注目していきたいと思います。

本田 尚平(ほんだ しょうへい)
本田 尚平(ほんだ しょうへい)
気づけば入社して丸12年経ちました。ずっとCisco一筋です。これからもCisco一筋です。
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