catch-img

私の学びと成長から~新卒OJT受講トピック~

目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.新卒OJTのスタートラインに立って​
  3. 3.印象が深かったカリキュラム3選​
    1. 3.1.部門交流会
    2. 3.2.実機演習​
    3. 3.3.顧客対応シミュレーション​
  4. 4.今思えば~見えてきたこと~​
  5. 5.おわりに​


はじめに

ネットワンパートナーズ株式会社(以下、NOPという)のパートナーブログをお読みいただいている皆様、初めまして。NOPの若手SEが、日々の技術業務の中でどのように過ごしているかの一端について、1年目メンバーである筆者からお伝えしたいと思います。​
本稿は、 NOP独自の4か月間の研修プログラム「新卒OJT」について、受講者である新卒の視点からまとめてみました。本稿は、“Challenge Blog” 記事の第5弾ですが、筆者にとってのChallengeは、課題の取り組みではなく、NOPの公式Blogに寄稿することそのものです。​

新卒OJTのスタートラインに立って​

NOPに配属されると、入社後の新人研修(4月、5月)に続いて、6月初めから9月末までの4か月間にわたって新卒OJTが設定されています。その詳細は、事務局がまとめたブログ記事をご参照ください。


  新卒配属のオンボーディングは如何にあるべきか~NOP流の取り組み~ 現場の多忙、人員不足の折、配属された新卒者には一日も早く業務に従事してほしいところです。しかし、幅広い分野で学んだ者から採用しようとする「多様性」と、ICT分野で求められる「専門性」とは、相反・隔たりがあります。そこでNOPでは、配属後の教育・訓練はより丁寧に、それもいきなり業務実践ではなく、前段階としての組織習熟、いわゆるオンボーディングを行うことが「早期立ち上がりと定着」には不可欠と考えます。弊社の新卒者向け教育の取り組みについてご紹介いたします。 ネットワンパートナーズ株式会社ブログサイト


配属直後、まず上司及び担当OJTリーダ(新卒メンバーと1対1で配置)との間で自己紹介と面談があります。その時は、期待に胸を高鳴らせていると同時に、緊張で不安がいっぱいで、こういった出会いや受け入れ対応の素晴らしさを感じる余裕はまったくありませんでした。​
さて、ここで筆者はなぜ新人研修の2か月だけで研修が終わらずに、NOPにだけ新卒OJTが設定されているのかと疑問に思いました。どちらかというと筆者は早く仕事をしたい方でしたし、ほかの部署に配属された新卒同期は早々に仕事に着手している様子も聞いていたので、焦りも感じていました。​しかし、この新卒OJTの必要性は、後々になって理解することができました。そこで学んだたくさんのカリキュラムの中から特に印象深かった3つのカリキュラムについて、トピックの振り返りながらご紹介します。​


印象が深かったカリキュラム3選​


部門交流会

​1つ目は、「部門交流会」です。これはその名の通り、NOPの組織と業務を知るために、部長とベテラン及び若手メンバーと交流する座談会です。その場では、部門の役割や業務について大まかに理解するのが精いっぱいでしたが、それでも会社全体を知る上でとても役立ちました。また、配属されて間もない私たちは、ほかの部門の方々と接する機会がほとんどないため、先輩方とお話して顔を覚えてもらえたことが、一番の喜びでした。説明の場では、先輩方が自分の仕事に誇りを持って語っているのを見て、筆者もいつかはそういう先輩になりたいと思いました。​


実機演習​

2つ目は、「実機演習」です。これは3、4人のグループに分かれて、提示されたネットワークを構成するために、Config設定や動作確認を行うものです。個人的には、カリキュラムの中で業務に一番近いイメージを持っていましたし、実際に機器の仕組みと動作の具体的なイメージも膨らませることができました。​
これまでの研修では、ネットワーク構成図とそのためのConfig例や作業手順が記述されている文献・資料を見ていたので「答えの分かっている試験問題」のような感覚がありました。ところが、いざネットワーク構成図から実機のConfigに落とし込むとなると、指示されている事項の把握と読み解きなど、これまでの研修で学んだ範囲では、到底太刀打ちできないことを身をもって知りました。また、Configの不足や確認の見落としなども何度もあり、お客様の環境で構築を行えるようになるまでの道のりは長いと感じました。​

写真1 実機演習でConfig作成に苦戦中


顧客対応シミュレーション​

3つ目は、「顧客対応シミュレーション」です。これは営業と技術からなるお客様訪問チーム(3、4人で編成)による提案活動を模したものです。内容は、会社紹介に始まり、機器の紹介・比較説明や提案まで一連を通して実施します。お客様役は営業や技術の歴戦の諸先輩方が演じたのですが、本当に自分たちがお客様先にいるかのように緊張しました。上座下座、資料の準備、名刺交換の順番など、基本的なビジネスマナーは新人研修で学んだはずなのに身に付いておらず、いざ資料説明に入ると、話す順番や内容が飛んで真っ白になってしまったのを覚えています。​
この場を通して、営業活動について肌で感じることができました。そして、筆者が技術者として必要な知識レベルには全く届いていないことを痛感しました。お客様は提案に求めていることについて深くご存じであることを前提に、何を聞かれても、思わぬ質問をされてもスムーズに答えられるように、しっかり調べて備えておきたいと思いました。ここでの失敗を生かし、実際のお客様訪問では恥をかかないように頑張りたいと思います。​

写真2 お客様役を前にして提案を説明中


今思えば~見えてきたこと~​

さて、新卒OJTを終えて筆者の最初に抱いた疑問、「なぜNOPにだけ新卒OJTが設定されているのか」に戻るのですが、「これを受けないとどうにもならなかった」というのが答えです。新卒OJTを終えて業務に就いた頃、真っ先に直面したのは、実機作業、お客様訪問、そして「どこの部署の誰と話をすればよいか」という社内の歩き方です。この観点から、関わりが深く、大変役立ったカリキュラムとして3つを取り上げてみました。​
新卒OJTでは、社会人としての基礎的なことや、業務に関することについて、多くの経験を積むことができましたし、自身のキャリアプランについて考えさせられる場面も多くありました。こうした有意義な研修で学べることは、NOPに配属された者の特権ですし、きっと他の新卒同期と差をつけることができたと自負しています。​

おわりに​

2025年6月には次の新卒メンバーが配属されてきます。筆者たち同期メンバーは、昨年のあの頃見ていた先輩の姿に少しでも近づけるように、研修で学んだことをこれからの社会人生活に生かしていきたいです。そして後輩たちには、「なぜ更に4か月も研修があるのか」という筆者のような疑問を抱かせることがないように指導していきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

■関連記事

  「若手SEでもできる!DevNetを活用した業務効率化への挑戦」 当社では、APIやプログラマビリティへの対応力を強化しています。若手SEである筆者がDevNet活動の一環としてMeraki MVとWebexのAPI連携を 利用した会議室空室情報をお知らせするプログラム作成に取り組みました。 ネットワンパートナーズ株式会社ブログサイト
  教えることは学ぶこと~構築SIプロジェクトに参画して~ 筆者が構築SI教育プロジェクトに参画し、その準備段階の内容と、苦戦したことについてお話したいと思います。本稿は、“Challenge Blog” 記事の第2弾です。 ネットワンパートナーズ株式会社ブログサイト
  エンジニアとしてラボ環境使用のいろはの「い」とは ネットワングループで保有するネットワーク技術研究施設であるテクニカルセンターの使い方の “いろはの「い」” について、2年目メンバーが講師役になって1年目メンバーにを講習を行いました。どの取り組みについて紹介します。 ネットワンパートナーズ株式会社ブログサイト


呉 雨薇(う ゆううぇい)

呉 雨薇(う ゆううぇい)

2024年度新卒入社でNOPに配属されました。 趣味は音楽とピアノを弾くことです。
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
ソリューション・カタログは
こちら

新着記事一覧

製品/ソリューションカタログはこちら
nopとは?

サイト内検索

記事カテゴリ一覧

目的から探す

人気記事