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i-PRO×NOPコラボブログ ~【前編】~

皆様、こんにちは。ネットワンパートナーズ フィジカルセキュリティ担当の日達と申します。

今回はベンダー様とのコラボ企画第3弾として、i-PROとコラボレーションさせて頂いたブログを前編と後編の2回に分けてお届けします。

前編は、NOPのフィジカルセキュリティソリューションの全体像とNOPでこの4月より取扱開始しました、i-PROネットワークカメラの "その1 コアテクノロジー" についてお伝えしたいと思います。


目次[非表示]

  1. 1.1.  NOPのフィジカルセキュリティ
  2. 2.2.  i-PROカメラのご紹介
    1. 2.1.1.高画質



1.  NOPのフィジカルセキュリティ


弊社のフィジカルセキュリティは「映像監視」に主軸を置いており、映像監視システムで重要なコンポーネントである、ネットワークカメラ、ネットワークカメラを統合管理する為のビデオ管理ソフトウェア(VMS)や画像解析ソリューションを取り扱っております。


その中でもVMSを弊社はフィジカルセキュリティのメイン商材として推進しており、Genetec社のVMS「Security Center」は、セキュリティの様々なニーズに対し、一つのプラットフォームで以下3つの機能を提供できる、世界最強のセキュリティソフトウェア製品です!


Security Centeの機能イメージ


Genetec社については、以下のブログをご参照ください。

Genetec APAC本社に行ってきました!

https://solution.netone-pa.co.jp/blog/191



NOPのフィジカルセキュリティの全体像が見えてきたところで、一つ簡単な質問です。

映像監視において必要不可欠な製品は何でしょうか。 そうです、カメラですね。

これまでも企業様からの引き合いも多く、今回は4月から取扱いを開始したi-PROのカメラをご紹介させていただきます。





2.  i-PROカメラのご紹介


  「i-PROネットワークカメラを知る」(その1 コアテクノロジー編)

i-PRO製品画像

「i-PRO」は2005年からパナソニックのネットワークカメラのブランドとして親しまれてきました。この「i-PRO」が2019年に設立されたパナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社のブランドとして、新たにスタートしました。




i-PROネットワークカメラでは、識別しやすい映像の撮影や、高い信頼性、カメラの性能を活かしたデータ解析、データの高圧縮を実現しています。また、脅威を増しているサイバー攻撃などのセキュリティリスクへの対策として、End-to-end(入口から出口まで)のデータセキュリティに対応しています。


今回と次回、2回に分けて、i-PROの最新シリーズ「i-PRO EXTREME」で採用されているコアテクノロジーとそれぞれの特長についてご紹介します。

  1.   高画質
  2.   高い信頼性
  3.   優れたインテリジェント・データ解析
  4.   優れたデータ圧縮効率
  5.   強固なデータセキュリティ


今回は、「高画質」についてです。いつ何が起きても被写体を確実に捉えるための画質は、セキュリティカメラのテクノロジーの基本中の基本と言えます


1.高画質

被写体の検知や識別といった、監視用途の要件に適した映像を実現するためには、一般的な写真カメラやビデオカメラとは違ったアプローチが必要です。i-PROネットワークカメラで採用されている具体例は、以下の5つです。


被写体の識別に有利な画質で撮影できるインテリジェントオート機能を最新シリーズ(i-PRO EXTREME)の全機種に搭載

被写体の状況に合わせてカメラの画質の自動で最適化するのが「インテリジェントオート」です。カメラ自らが「移動物体」「移動速度」「顔」「光量」を自動検知し、最適な証拠画像を得るためにリアルライムでカメラの画質を自動で最適化します。移動する人や車の輪郭、ヘッドライトに照らされて光っているナンバープレートの識別に有利になる調整をカメラが自動で行います。これにより、従来は設定が難しいと言われていた、ダイナミックに変化する監視シーンでも確実に被写体を捉えることができます。

   夜間の反射光が起こっている状況下の画像:従来モデル   夜間の反射光が起こっている状況下の画像:インテリジェントオート、スーパーダイナミック使用時

  (夜間の反射光が起こっている状況下でも、ナンバープレート細部の判別性を向上。左:従来モデル、右:インテリジェントオート、スーパーダイナミック使用時)



照度不足の環境でも高画質なカラー撮影が可能

長年の研究開発で培われたi-PRO独自のノウハウにより、従来は白黒で撮影していたような、照度が不足している環境でもカラーでの撮影が可能です。夜間の屋外駐車場や街頭の少ない場所、公園などでも対象を識別しやすくなりました。i-PRO最新のラインアップである「i-PRO EXTREMEシリーズ」のすべてのカメラで、この性能を提供しています。夜間も映像監視をしたいが光害などの理由で補助照明を利用することができない、といった場面でも、高画質なカラー映像による監視を行うことができます。

    夜間屋外0.6ルクスの状態でのカラー撮影例:肉眼        夜間屋外0.6ルクスの状態でのカラー撮影例:i-PRO EXTREMEシリーズカメラで撮影

(夜間屋外0.6ルクスの状態でのカラー撮影例。左:肉眼、右:i-PRO EXTREMEシリーズカメラで撮影)



明るい・暗いなどの照度差のある場所も鮮明に再現

建物内からエントランス方向を撮影するといった、照度差のある場所にカメラを設置した場合に、人の顔が暗く映ってしまった、反対に回りが白く飛んで映ってしまったという経験はありますでしょうか?それは、カメラのレンズを通じてセンターに達する光の量の基準が、暗い場所あるいは明るい場所に偏っていて、光の変化に応じて調整されていないことが原因です。

i-PRO EXTREMEシリーズでは、映像内に影が映るような暗い場所を明るく表示し、直射日光の当たるような場所では映像が白飛びしないように明るさを抑える性能を提供しています。入り口から建物に入ってきた人の顔をしっかり捉えたいという方にとって、この機能は頼りになります。

室内からエントランス方向を撮影:従来モデル        室内からエントランス方向を撮影:スーパーダイナミック使用時

(室内からエントランス方向を撮影。逆光でも人の顔が判別できる映像に。左:従来モデル、右:スーパーダイナミック使用時)



高倍率ズームの時も揺れを補正した画像を実現

ズーム40倍といった高倍率の望遠側に設定して撮影している場合、カメラに当たる風や周囲の振動によって映像のブレや揺れが発生してしまい、監視に耐えないほどの画像になってしまうことがあります。i-PRO最新のi-PRO EXTREMEシリーズのカメラでは、独自の揺れ補正機能を搭載し、ズーム倍率が高い望遠側での撮影時でも画像内のブレや揺れを抑えて撮影することができます。


降雨時での高い視認性と防汚性を実現

画質へのこだわりはカメラの外側部分にも見られます。雨が降ってきたときに、屋外に設置されたカメラのドームカバーの部分やレンズ付近に水滴がついてしまうことがあります。その時に埃が付着して残ってしまうことも多く、いずれの場合も映像が見づらくなってしまう原因になります。

i-PRO EXTREMEシリーズのカメラでは、レンズ付近の透明なカバー部分に特殊なコーティングを採用して、水滴を付着しにくくし、表面に付着した雨水が流れ落ちやすくなっています。また、メンテナンスによるコーティングの性能の低下を少なくしている点もポイントです。

加工の無い状態

(同じドームカバーで特殊コーティングの有無を比較した画像。左側は加工の無い状態。右側は特殊なコーティングを行っている。右側は水滴が流れ落ち、映像が鮮明に映っていることが分かる)



今回紹介したテクノロジーに加えて、次回3つのテクノロジーとして「優れたインテリジェント・データ解析」、「優れたデータ圧縮効率」、そして「強固なデータセキュリティ」をご紹介いたします。


(参考資料) i-PRO EXTREMEシリーズ製品の基礎テクノロジー

https://sol.panasonic.biz/file.jsp?security/catalog/pdf/catalog/extreme_nw_lineup.pdf




5つのコアテクノロジーを持った最高のIPカメラ「i-PRO」と、世界最強統合セキュリティプラットフォーム「Genetec Security Center」。


両者が最高のタッグを組み、これから日本のフィジカルセキュリティ映像監視市場を盛り上げていきたいと考えています。


日達亜咲

日達亜咲

2015年4月よりNOP マーケティング&ビジネス開発部で、スポーツ&エンターテインメントビジネスの立ち上げと監視カメラソリューションのビジネスに従事。 趣味は体を動かすこと。最近テニスのスクールに通い始めたらしい。。。
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