CEATECに行ってまいりました
皆様こんにちは!
秋もだいぶ深まってきましたね!
ネットワンパートナーズSE部(技術部)から10月にビジネス開発部に異動してきました、4歳の三男と週末戯れるのが唯一の楽しみであるお酒大好きの松本です。
先月行われていましたCEATECは大盛況で、テレビでも放映されていましたね!
私も当日予定されていた客先訪問がリスケとなり、ぽっかりスケジュールが空いたのを良いことに行って参りました。今回私にとっては初参加でしたが、技術とは違うマーケの目線を心がけてブースを廻ってきました。少し時間がたってしまいましたが、私目線でレポートさせていただければと思います。
海浜幕張から徒歩約10分のおなじみの幕張メッセ、「アジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロ二クスの国際展示会」(Wikipediaより)だけあり、専有面積も大きいです。展示内容も様々です。今回は弊社に関連ある製品(位置測位、ホログラム)を中心にコメントさせていただきます。
目次[非表示]
- 1.【位置測位ソリューション】
- 2.【ホログラム】
- 3.【終わりに】
【位置測位ソリューション】
まず、入口で目を引いたのが、展示会の公式アプリパートナーであるジョルテ社が提供している「CEATEC会場リアルタイムヒートマップ」。
上の写真右側に展示しているPinmicro社製のbeaconplusというクレジットカード大のBLEビーコン発信機が会場各所に取り付けてられているとのことでした。Pinmicro社のホームページによると、防水・防塵性で、省エネ性能の強化により内蔵電池は4年間持つらしいです。
このビーコン発信機からの電波をジョルテ社のアプリがインストールされたスマフォ(iPhoneやAndroid)で受信し、自分がどこにいるかをスマフォ画面の会場マップ上に青い点で表示するほか、各ブースの盛況度合いを色の濃さや大きさで表すらしいです。
ちなみに、会場入り口に立った時のiPhoneの画面はこんな感じです。
画面下の真ん中あたりに丸い青で私の位置が表示されています。どのブースが盛況かも赤いヒートマップ表示で一目瞭然です。
実際、ローソンブース訪問した際にこのアプリを立ち上げ、自分の位置が正確に表示されるか試してみました。
うーん、1度目は上の画面が再表示されてしまいましたが、アプリを立ち上げなおすと以下の通りきちんと表示されました。
上で紹介したbeaconplusという発信機や、受信機であるスマフォの省電力化を実現させるため、ビーコンの発信頻度や、スマフォの受信頻度を調整している(省電力化のために受発信頻度を落としている)ので、アプリを立ち上げなおさないとうまく現在位置が取れなかったのではないかと思いました。
ここは難しいところで、ビーコン受発信頻度を落としてモジュールやスマフォの電池の寿命を取るか、受発信頻度を上げてリアルタイム表示性を取るか、どこでバランスを取るかというところですね。
日本では、まだまだ普及していませんが、今後省電力化がさらにすすみ、スマフォのBLEを常時ONにする人が増えてくると、このようなBLEのビーコンの仕組みを使った位置測位ソリューションが増えていくのではないでしょうか。特にGPSが届きにくい今回のような展示会場、ショッピングセンターでの屋内ナビゲーション、売り場の混雑状況をリアルタイム表示、顧客動線分析や、いわゆる位置ゲー(位置情報ゲーム)と呼ばれるものの屋内版などにも可能性があると感じました。
今回は紹介出来ませんでしたが、このほかにもWi-Fiや赤外線センサーを活用した動線分析ソリューションもありました。
【ホログラム】
さて、今回の一番の目的であるLawsonブースへと足を運びます。
ありました、ホログラム。(iPhoneで撮った画像だとちょっとわかりにくいですかね)
何と、弊社のロゴもコラボレーション企業として載せていただいております。
上の画面右側の方にロゴがあります。
ホログラムを弊社から提供しているのです。
近未来の店舗の中にも展示されていました。
実は弊社で取り扱いに向けて動き出しているこちらの製品です:
https://solution.netone-pa.co.jp/blog/37
https://solution.netone-pa.co.jp/blog/146
百聞は一見にしかずですので、ご興味ある方は弊社までお問い合わせください。
【番外編 私の口臭チェック】
ライオン社のブース。
歯周病が動脈硬化や糖尿病の原因になると巷では騒がれており、自分は大丈夫かと気になりますが、口臭も気になるのでここでチェックしてもらおうと思いました。舌を「べー」と出してスマフォの専用アプリで写真を撮り、その舌の色をAIで画像解析することで、口臭がどれほどか判定するものだそうです。早速説明員の方がご自分の舌を「べー」と出してiPhoneで写真を撮りました。結果は「01」。3段階のうち1番良い結果だそうです。
気になる私の結果は、、、
「02」=少しクサい。。
長らく使っていなかった舌ブラシ、また使ってみようかな~と思った瞬間でした。
【終わりに】
今回ご紹介しました位置測位ソリューションや、ホログラムサイネージソリューション。これだけでも面白い展示内容となってはいますが、一部のブースにてAIやディープラーニング、マシンラーニングなどを活用して、より精度の高い動線管理ができる、人流を予測できるなど、プラスアルファの付加価値を付け、工夫をされているものもありました。
弊社もそうですが、これまでの単純な機器売りだけでは、いわゆる製品のコモディティ化が進んでしまい、同等の製品を各社が市場展開することにより、結果的に価格のたたき合いとなり、利益を生み出しにくい構造となってしまいます。今後の一つの方向性として、オンリーワンの魅力あるソリューションを設計、建て付けできるか、場合によっては他社とコラボしてそのようなものを開発できるか、それを市場にタイムリーに投入できるかがカギになってくるのではと思いました。