Druva inSyncのご紹介
こんにちは!
Druva製品担当の川口です。
今回はDruvaの主要なサービスの一つである、「Druva inSync」について説明させていただきます。Durvaのサービスは現在のところ二つのラインナップで構成されていまして、エンドポイント向けのラインナップがinSyncです。
このサービスは組織の従業員の各種デバイス、クラウドサービス上に保管されたデータをバックアップ・保護することができるものです。もうひとつサーバ向けのPhoenixがあるのですが、これは次回にご紹介させていただく予定です!
目次[非表示]
- 1.(1)シームレスなバックアップ&リストア
- 2.(2)情報漏えい対策(Data Loss Prevention)
- 3.(3)データの可視化と分析
- 3.1.全文検索
- 3.2.監視と調査
- 3.3.エンフォース(強化/強制)
(1)シームレスなバックアップ&リストア
まずはじめに最も重要かつ基本的な機能としてバックアップとリストアがあります。
バックアップ
エンドポイントに対するバックアップはエージェントをインストールして実施します。
バックアップは各種OSをサポートしています(Windows, MacOX, Linux, Android, iOS)。
また、Office365やGsuiteなどのクラウドアプリケーションのバックアップも可能です。
これらはクラウド上に配置されたコンソールから、一元化された詳細ポリシー管理およびデバイス制御として管理できます。
グローバル重複排除機能により、バックアップの際に発生するネットワーク負荷やバックアップデータ自体を大幅に削減することが可能です。
リカバリ
バックアップされたデータは必要に応じてリカバリをしなければ意味がありません。
Druva inSyncではリカバリについては自動化、セルフサービス型の復元により、管理者とユーザーの負荷低減が可能で、デバイス全体または個々のファイルを即座に復元可能です。
基本的にファイル単位でのバックアップ・リストアになりますが、“Persona backup” による既存/新規デバイスのフルリカバリを実行することが可能です。
(2)情報漏えい対策(Data Loss Prevention)
バックアップのほか、重要なエンドポイントセキュリティ対策に使用できる機能がありまして、Druva inSyncはバックアップを行ったデータに対して、DLP(Data Loss Prevention)とも呼ばれる情報漏洩対策を適用することができます。
暗号化
Druva inSyncではエンドポイント上に置かれた企業データを暗号化可能です。
Windowsの機能である暗号化ファイルシステム(EFS)を使用して、Windowsラップトップおよびデスクトップのデータを暗号化および復号化します。これはバックアップ対象の全部もしくは一部を指定することができます。
探索
この機能ではエンドポイントデバイスの場所を特定できます。GPSはもちろん、Wifiアクセス履歴をたどり端末の場所を特定することが可能です。これはSkyhookWiressの技術を使用しているもので、Wifi情報から位置を特定します(かなり詳細な位置まで特定できるので結構驚きです)。
ワイプ
位置情報を活用して企業デバイスが紛失や盗難されたことが判明した場合、管理者はそのデバイスに対してデータの消去を行うことができます。また設定した期間コンソールに対してアクセスがない場合にデータを消去するよう設定することも可能です。
(3)データの可視化と分析
オプションにはなりますが、バックアップしたデータはすべてクラウド上に集積されますのでこれを利用したデータの可視化と分析が可能になります。特に意図しない情報の収集によって情報流出などの事故を未然に防ぐことができます。
全文検索
ファイル、コンテンツのディープサーチ機能によってキーワードを利用した検索が可能です。
監視と調査
ポリシーとコンプライアンス・リスクを明確化します。事前テンプレート化による業界特化の監視が可能です: PCI, HIPPA, PII, などなど...
カスタム監視として、独自のテンプレートの作成が可能でして、これにより各種規制やコンプライアンスで必要とされる監査レポートを提供できます。
エンフォース(強化/強制)
ポリシーに抵触した場合、即時アラートを発生し、管理者に対して通知することが可能です。
簡単ではありますがDruva inSyncについて解説させていただきました。
次回はもう一つの主要サービスであるDruva Phoenixついて説明させていただく予定です。