Palo Alto Networks Sales Kick Off (8/18/-21)レポート
8月18日から21日までラスベガスで開催されたPalo Alto Networks Sales Kick Off FY16の模様を、NOPエンジニアでセキュリティを担当している藤原と、8月1日にNOP入社後わずか2週間で海外出張となったセキュリティ製品マーケティングの鷲野がお伝えします。
今回の出張では、Palo Alto Networks の好調な実績に裏付けられた強さや今後の方向性を知るとともに、アメリカ(西海岸)を堪能してきました。
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■出発
(鷲野)8月17日 16:30の成田発のフライトで、ロス経由でベガスへ到着したのが現地時間の15:00頃。私は時差ボケとか関係ないぐらい飛行機に乗った記憶しかありません。
(藤原)私は、12時間の旅、のはずが途中の乗り換えに失敗して15時間くらいの旅。日本からLAX(ロサンゼルス国際空港)で乗り換えて、LasVegasに向かうのですが、いろいろ人に聞きながらゲートを探し、空港のターミナル間バスに乗ったりして迷っているうち、見事に乗り遅れてしまいました。航空会社のヘルプデスクではすでに長蛇の列で、ここで1時間程度くうことになりましたが、無料で次の便に振り替えてくれました。ちなみに、カンファレンス会場でインド人のエンジニアと世間話をして、「日本から12時間もかかっちゃって」というと、彼は「おれは21時間かかってきてるよ」と笑みを浮かべながら答えてくれました。
飛行中&機内食(右側のパンが気圧で破けそうです)
■8/17 Welcome Reception (鷲野)
当日は、Welcome Dinnerが開催され、全世界のPalo Alto Networks(以下PAN)社の社員、パートナーが一同に集まって、賑わいました。
(左)人だらけの会場。(右)PAN日本の皆様とステーキを食べに。完食は出来ませんでした。。
■8/18 SalesKickOff (SKO) FY16 ジェネラルセッション
翌日は、朝8時30分からGeneral Sessionでホールにウン百名を集めてのプレゼンを聞きました。Generalセッションは、3~4時間と長時間でしたが、幹部の方々によって作成されたパロディミニ映画や、登山家の講演などもあり、ビジネスの内容だけでなく飽きさせない内容で、さすがアメリカのプレゼンテーションという感じでした。
(藤原)内容について私から少しご紹介させていただきます。
ACCELERATE TOGETHR(一緒に盛り上げうぜ!)というキャッチコピーがかっこよかったです。
- 業績
FY2014は、$14.9Bでしたが、これをFY18には$19.5Bへ伸ばしていくという予測がすでに投資家向け資料として公開されています。大変好調ということで、人員も業績も増やしていくという方針が出されていました。
- 強味
政府機関との強い連携をアピールしていました。2014年には、CEOのMark McLaughlin氏がオバマ大統領からNational Security Telecommunications Advisory Committee (NSTAC) のチェアマンに指名されています(ニュースリリースはこちらです)。
- メッセージ
製品としては、WildFireの強化やエンドポイントセキュリティ商材「Traps」、標的型攻撃のレポートサービス「AutoFocus」、そして CirroSecure社の買収により得たSaaSセキュリティ商材に力を入れていきます。それにあわせていろいろと今後エンハンスメントされていきますが、あまりに早すぎる内容なので詳しくはお話できません。少しずつ、PaloAltoの情報公開にあわせて、今後こちらのblogでもご紹介してきたいと思います。
- ニア・ズーク氏
創業者ということもありますが、Tシャツにジーパンで非常にきさくな方でした。”世の中を安全にしていくことがわれわれのゴールだ”というのがメッセージでした。
PAN社 創業者のニア・ズーク氏と 創業10年少しでここまでの規模の会社にするオーラを感じました。
(鷲野)PAN社のビジョン、次世代ファイヤーウォールに加えて、クライアントセキュリティまで包括的にソリューションを提供していく、をみんなで共有しました。確かにネットワーク管理者の立場になると、一つのメーカー、システム、アプライアンスでセキュリティ全体を把握した方が、運用面を考えると楽ですね。
(藤原)私の方は8つのテクニカルセッションを聞いてきたのですが、先進的な技術開発と事例研究が共有され、出席者との活発なディスカッションで盛り上がりました。「Traps」については日本ではライバルとなる yarai との比較などの話もあり、よく研究されていたように思いました。また、グローバルでみると競合製品は意外と多いという感じでした。
侵入の事例の紹介は、PAN社内の研究チームであるUNIT42のメンバーによって行われました。Cyber attackの手口やライフサイクルをいくつかに分類し、大きな事例にあてはめて解説をしてくれたのですが、まったく同じ手口はないという印象でしたね。
- 会場
ちなみに会場は、ラスベガスの空港からタクシーで15分ほどの、AREA RESORT。Convention CenterはPAN社 SKOFY16で貸し切りでした。
ホテル内の移動にも一苦労するほど広かったです。ホテル内にフェラーリが飾ってありました。
■ここからはおまけです~最終日 (鷲野)
最終日の夜は、プール付き!の巨大なBAR(といっていいのか)で、締めくくりの交流がありました。今年も頑張っていくぞ!とみんなで意気投合します。
プールが涼しげです。夕焼けがビルに反射してきれいです。ワハハ、オレのタトゥーすごいだろ。キミもどうだい?と言われました。お国柄の違いですね。
■帰りの飛行機にて(後日談)
(藤原)国内線のセキュリティ厳重さは、うわさにはきいていましたが、本当に履物を脱がされ、一人ひとりカプセルにいれられ、機械でチェックされました。国内線と国際線からの乗り継ぎ客の両方がチェックされるので、国際線よりも時間がかかりました。
(鷲野)私も、帰りのロスの空港で乗り継ぎに迷いました。危うく乗り遅れるところでしたので、空港案内図の携帯をおススメします!その他持って行った方が良いアイテムは、アメリカの食事に耐えられるように胃薬と、長時間のフライト用にヘッドフォン。
(藤原)私は飛行機の中では、今年の話題作"火星の人"(早川文庫)を読んでいました。火星に一人取り残された宇宙飛行士の物語ですが、まさに眼下の景色も火星のようでこんなところに本当に町があるのだろうかとかと不思議な感じでした。あと、日本との違いでいえば、LasVegas空港内には待ち時間の間にも楽しめるように(しぼりとれるように)スロットマシンが用意されているのは印象に残りました。
(藤原・鷲野)以上、日程は3泊5日と強行、いえ、とても密度の濃かった、SKO FY16参加レポートでした。