
Cisco IntersightでAI向けITインフラをまるっと管理!
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はじめに
こんにちは!ネットワンパートナーズで SE をしております、安部です。
本日は、近頃盛り上がりを見せているAI向けITインフラについて、その運用効率化に活用できる「Cisco Intersight」をご紹介します!
なお、AIインフラとしてのCisco UCSについて、下記のエントリで解説していますので、そちらと合わせてご覧ください!
Cisco IntersightでITインフラの運用を効率化
Cisco Intersightは、サーバーのみならず、ハイパーバイザー、ストレージ、ネットワーク、コンテナ、クラウドまで横断して管理できる、クラウドとオンプレミスを組み合わたハイブリッド型の運用プラットフォームです。
「Cisco社製のサーバーを監視・管理するクラウド製品」という認識をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はCisco Intersightは、ここ数年で、複雑なITインフラ全体を統合管理するプラットフォームへと大きく進化しています。本日はその概要をご紹介します。
まずはGUIだけで
Cisco IntersightのGUIは高機能かつ直感的に設計されており、日常運用をGUIから行うことが可能です。例として、サーバープロファイルの作成と割り当て、ファームウェア更新の計画配信、インベントリの確認、アラートの確認とエスカレーション、プロアクティブなRMA、等が可能です。
まずはGUIで管理し、慣れてきたら後述のAPIやTerraformに段階的に移行する、という進め方ができます。
また、GUIとIaC[1]の中間的な管理方法として、Intersight Cloud Orchestratorを活用することで、ノーコード/ローコードによるインフラ管理自動化ワークフローを作成できます。
SaaSを活用した複数拠点管理
Cisco Intersightはクラウド提供のSaaS型インフラ管理プラットフォームで、複数拠点のサーバーやネットワーク機器を、ブラウザから一元管理できます。オンプレミスの管理サーバーは不要で、常に最新機能とセキュリティ更新が自動配信されます。
さらに、ポリシーやテンプレートを活用することで、拠点間で一貫したセキュリティとコンプライアンスを維持しながら、効率的なインフラ管理が可能です。
IaCを後押しするAPIファースト設計
Cisco IntersightはAPIファースト設計で、多くのことがAPI経由で実行できます。コードでインフラを定義・再現するIaCと相性が良く、手作業によるばらつきを抑えながら、自動化することができます。
まず、Cisco IntersightのAPIドキュメントをご紹介します。下記ページ上部の「APIリファレンス」をご覧ください。
https://intersight.com/apidocs/apirefs/All/introduction/
こちらのドキュメントの左上にある、APIのドロップダウンメニュー(デフォルトではAllが選択されています)を開くと、Server Managementの他に、VirtualizationやKubernetesといった項目を確認できます。近時のAI実行環境はコンテナ形式で配布されることも多いですが、実はCisco Intersightでは、これらのレイヤーの可視化・管理も可能です。
もちろん、サーバーインフラだけでなく、Ciscoが得意とするネットワークインフラも統合管理することができます。そのため、複雑化しがちなITインフラの管理インターフェース間の差異を、Cisco Intersightという抽象化レイヤーによって吸収することができるのです。
ハイブリッドクラウドの管理にCisco Intersightを活用
Cisco Intersightは、パブリッククラウドのIaCでおなじみのTerraform[2]を用いて制御することも可能です。
下記のページのサンプルコードをご覧いただくと、パブリッククラウドを管理するのと同じようなコードで、オンプレミスのITインフラも管理できることがご確認いただけます。
https://registry.terraform.io/providers/CiscoDevNet/intersight/latest/docs
このように、パブリッククラウドと、オンプレミスとをTerraform等のIaCツールで統合管理することで、お客様はハイブリッドクラウドの管理効率化・自動化を実現できます。
特に、エンタープライズのお客様がAI/LLMを活用するには、プライバシーやカスタマイズ性の確保等のために、クラウドインフラとオンプレミスインフラの上手な使い分けや、組み合わせが必要です。こうした複雑になりがちなインフラ管理負荷を、Cisco Intersightで軽減することができます。
Cisco製品だけじゃない
更に、Cisco IntersightはCisco製サーバーやネットワーク製品だけでなく、サードパーティの様々な製品とも連携できます。代表例として、VMware vCenter、各種ストレージ(例:NetApp、Pure Storage)、Kubernetes、主要クラウド(例:AWS)との接続が可能です。また、Cisco製サーバーに比べると制御できる範囲は狭まりますが、サードパーティのサーバーも、Redfishインターフェースを介して管理下に置くことができます。
オンプレミスのマルチベンダー環境を置き換えずに、運用の効率化・自動化を進められるので、既存資産を活用しながら、スモールスタートでのご利用が可能です。





