
Palo Alto Networks®パートナーになろう!~Next Wave 4.0の変更点
皆様こんにちは、Palo Alto Networks®製品担当の寒川(サンガワ)です。
日頃より、弊社ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今回は、Palo Alto Networks®社の販売パートナープログラム「NextWave」の最新バージョン「NextWave 4.0」において、2025年8月に大幅なアップデートが行われましたので、その概要を解説いたします。
新しい資格認定フレームワーク
今回のアップデートにおける最大の変更点は、従来あった「PCNSE」や「PSE」など、製品スペシャリゼイションの資格認定が刷新されたことです。
以下がその一覧です。

新しい認定フレームワーク(Platform Professional / Specialist / Architect など)は、Network Security / Security Operations / Cloud Securityの3つの軸で再構築されています。
それぞれ以下の4段階に分かれています。
- Foundational(製品知識レベルの能力を保有)
- Professional(コアプラットフォーム理解とPOV設定の能力を保有)
- Specialist(製品別、導入・運用・サポート能力を保有)
- Architect(上位設計能力を保有)
この結果、下記に記載の2025年7月以前に存在していた、セールス系資格、プリセールスSE資格、ポストセールスSE資格という枠組みも刷新されました。

これにより、例えば、従来Firewall製品のポストセールスSE要件だった「PCNSE」は、「Network Security Analyst」と「Next-Gen Firewall Engineer」という資格に分かれ、この2つが取得要件となります。
ただし、「PCNSE」など既存資格も有効期限内であれば、資格保持者としてカウント可能となります。

また、プリセールスSE資格のPSEは廃止され、それらも上記フレームワークの「Professional Level」の資格に統合されました。ただし、現在PSE認定を取得している場合、その認定は試験日から2年間有効であり、テクニカルプリセールス要件として引き続きカウントされます。

ソリューションプロバイダパスの要件
ソリューションプロバイダとしての認定ランク(例:Platinum、Diamond等)取得には、製品スペシャリゼイションごとの要件や、ランクによってはFTE(フルタイムで稼働可能な専任エンジニア)要件が組み合わさります。
今回の変更ポイントは以下になります。
•新しいプロフェッショナル認定資格をテクニカルプリセールス要件に追加
•ソフトウェアファイアウォールのエンゲージメントポイントを追加
なお、具体的な要件は以下をご確認ください。

エンゲージメントポイント(EP)について
EPの仕組みについておさらいします。
•直近12か月間、製品スペシャリゼイションごとに少なくとも20ポイントを獲得し、維持する必要があります。
•製品がアクティブである限り有効なNFRポイントを除き、ポイントは獲得日から1年後に失効します。
•アクティビティの種類によって、EPがは一部またはすべての製品スペシャリゼイションに適用される場合があります。
今回の主な変更点は以下です:
- Beaconがトレーニングセンターでの受講に変更されたことに伴い、「Sales Conversion Tools for Partners」および「Partner Rules of Engagement Course」に名称変更されました。
- 新たにNSDC Workshop(Network Security Design for Cloud:クラウド向けネットワーク設計ワークショップ)が加わり、最大で2pt/回、上限6ptまで適用可能となりました。


まとめ
今回の変更点では、特に認定資格の刷新がポイントとなりますが、基本的な考え方は従来と同様で、認定資格の取得とEPの積み重ねが重要となります。
弊社ネットワンパートナーズではパートナー企業様に対し、資格認定の取得支援、EPの取得支援など、NextWave要件達成に向けたサポートをいたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
なお、より詳細なNextWaveに関する情報は下記メーカードキュメントからもご確認いただけます。(要PANW社 LIVE community アカウント)
ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました。





