防犯カメラの設置場所&事例7選|導入に必要な機器とあわせて紹介
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「防犯カメラを『どの場所に』『どのように』設置するべきかわからない」などお困りではありませんか。
セキュリティ上必要なことは理解していても、初めて防犯カメラを設置する際には要領がわからずに戸惑ってしまうかもしれません。
そこで本記事では、防犯カメラが設置される主要なエリア7選と、実際に導入された事例の他、防犯カメラの導入に必須の機器について解説します。
ネットワンパートナーズでは、ビデオ監視や入退室管理の機能を揃えたセキュリティシステムを提供しています。 統合セキュリティプラットフォーム「Genetec Security Center」を通じて、上記の機能を含んだ様々なフィジカルセキュリティ機能を同一システムで運用管理が可能です。 本システムの導入イメージを「事例集」として纏めておりますので、以下バナーより是非チェックしてみてください! |
防犯カメラの主な設置場所と導入事例7選
防犯カメラの主な設置場所は下記の7箇所です。
1. 公共施設・商業施設 2. 駐車場・倉庫・工場 3. 病院・福祉施設 4. 教育施設・自治体 5. 飲食店・小売店 6. インフラ施設 |
それぞれの特徴や導入事例について解説します。
設置場所1.ホテル・マンション・オフィス
引用元:https://bouhancamera.co.jp/case/
ホテル・マンション・オフィスなどの関係者しか入れないエリアは、防犯カメラでの監視が必須です。
関係者以外の立ち入り・不法侵入を監視する他、利用者にトラブルや事故が発生した際に証拠を記録するのにも防犯カメラが役に立ちます。
利用者のモラル向上や、施設へのいたずら防止・軽減を目的として設置するケースもあります。
ホテル・マンション・オフィスでの防犯カメラ導入事例
ここで紹介するのは、コロナ禍にともなって無人化・省人化の進むオフィスに防犯カメラシステムを導入した、ネットワンシステムズ株式会社の事例です。
弊社ネットワングループでは、複数のタッチダウンオフィス(※社員が外出先で一時的に仕事ができるスペース)を設立することになりました。
しかし同時に無人オフィスに対するセキュリティ対策と、出社制限が掛かる中、いかにしてリモートからの運用を可能にするか。
セキュリティ対策と運用不可軽減、この2つを実現するための対策が必要になりました。
そこで登場するのが、ビデオ監視システム「Genetec Security Center Omnicast」です!
このシステムは遠隔地からでも効率的に運用・管理が可能なため、現地でのメンテナンス作業も必要最小限で行えました。
Genetec Security Centerの詳細については、こちらのソリューション紹介ブログをぜひチェックしてください♪
これによりテレワーク環境下でも、作業者の負荷にならず運用が可能となりました。
参考:【導入事例】ネットワンシステムズ株式会社タッチダウンオフィス(Genetec)
設置場所2.公共施設・商業施設
引用元:https://www.ricoh.co.jp/case/1910_ginzafive
不特定多数の人間が利用する、公共施設・商業施設でも防犯カメラの設置は重要です。
防犯カメラの存在をアピールすることで不審者の侵入を抑制するだけではなく、不審な行動をする人間を迅速に発見し、事故や事件を未然に防ぐこともできます。
防犯用途以外にもカメラの活用方法があります。
例えば、施設内での人の回遊状況や動線を分析するアプリケーションや来場者の人数をカウントするアプリケーションをカメラにインストールする事により、人の動線と属性分析によるマーケティングに活用できます。
公共施設・商業施設での防犯カメラ導入事例
引用元:https://www.js-sys.com/system/s_shisetsu/ss_01.shtml
本事例は、商業施設内での万引き・駐車場での車上荒らし対策として防犯カメラの導入を提案したものです。
商業施設の場合、無人となる夜間の監視に赤外線カメラを採用すれば、出入り口を通る不審者の監視記録も可能となります。
さらに犯罪を未然に防ぐだけではなく、来客店の動線を調査して店内レイアウトの調整をすることで、売上向上にもつながります。
参考:商業施設の提案事例|システム提案事例|日本防犯システム【JAPAN SECURITY SYSTEM】|防犯カメラ・監視カメラメーカー
設置場所3.駐車場・倉庫・工場
引用元:https://home.mahoroba.ne.jp/blog/2020/04/09/parking2020/
駐車場や倉庫・工場の監視員がいないエリアや、監視の目が届かない死角に防犯カメラを設置することで、事件・事故を未然に防ぐことが可能です。
防犯カメラは24時間365日常に監視が可能なため、「工場ラインの異常検知」や「駐車場の車上荒らし」の防止・迅速な発見につながります。
さらに施設やエリアによっては防犯カメラを設置することで、それ以前に必要としていた警備員や監視員を減らすことが可能です。
それにともない、警備や監視の人員配置にかかっていた人件費を軽減できます。
駐車場・倉庫・工場での防犯カメラ導入事例
大手食品メーカーの製品を包装から検品・配送までをおこなう関東パック株式会社の事例を紹介します。
2019年に新事業を始めた同社は、今まで以上に厳密かつ効率のいいフードディフェンス(※食品に異物や有害物質が混入されることを防ぐ取り組み)を実現しようと試みます。
以前までは監視カメラと入退室管理のシステムを連携できず、映像と入退室情報を個別に確認する必要があり、手間と時間がかかっていました。
そこで
● カメラ
● 映像
● 入退室の管理
を統合したフィジカルセキュリティシステムを導入します。
統合的な最新システムの導入により、フードディフェンスに対する信頼性の高さをアピールした営業活動にも活かすことが可能となりました。
さらに録画された映像から業務を俯瞰して人員の過不足も確認できるようになったため、生産効率化・品質の向上も期待できます。
設置場所4.病院・福祉施設
引用元:http://bouhan-cam.net/case/hospital/hospital_20180526.html
病院や福祉施設へ防犯カメラを導入することで、入院患者や入居者の様子をモニターで確認することが可能です。
このためスタッフの人手不足を解決しながら、リアルタイムで入居者や患者に対して、きめ細やかなケア・見守りを実現できます。
不特定多数の人が訪れる病院や福祉施設では、出入り口付近に防犯カメラを設置することで防犯意識の高さをアピールし、不審な人物の侵入を防ぐ狙いもあります。
病院・福祉施設での防犯カメラ導入事例
引用元:http://bouhan-cam.net/case/hospital/hospital_20180526.html
こちらは老人介護施設での防犯カメラ導入事例です。
本事例の介護施設では、事故を未然に防ぐために
● 転倒検知
● 徘徊検知機能
を備えた見守りカメラを設置しています。
防犯カメラの導入によって入居者の転倒や徘徊による無断外出を迅速に検知し、スタッフの負担を軽減しながら事故を予防できるようになりました。
また、本事例の事業者は複数の施設を経営していることから、すべての拠点を映像で確認できるようにインターネットを通じた遠隔配信を設定しています。
設置場所5.教育施設・自治体
引用元:http://bouhan-cam.net/case/school/school_20210226.html
学校や保育園・幼稚園などの教育施設や街灯に防犯カメラを設置することで、不審者の監視や事件・事故の記録が可能です。
また、地域防犯や近くで事件が発生した際には、防犯カメラの映像をもとに早期解決への手助けとなります。
エリアによっては国や地方自治体から設置に関わる補助金が出ることもあり、設置や管理の費用負担を減らして導入することも可能です。
近年では近隣住民や学生・園児たちの安全を守るために、防犯カメラの設置を進める教育施設・自治体も増えてきています。
教育施設・自治体での防犯カメラ導入事例
引用元:http://bouhan-cam.net/case/school/case_20171007_7.html
大型の分譲マンションが多いエリアの自治体が防犯カメラを導入した事例です。
この地域では路上でのひったくりや痴漢などの犯罪が多発しており、防犯カメラによる犯罪の抑制と検挙率の向上を狙って防犯カメラを導入しました。
撮影範囲は暗くて街灯でも十分な照度が得られなかったため、赤外線LED搭載のカメラを選ぶことで、画面の見えずらさの問題をクリアしています。
警察や地域店舗との連携や見回り・声かけなどのソフト面での対策と、防犯カメラや街灯の設置などハード面の両方からセキュリティを強化した好事例だといえます。
設置場所6.飲食店・小売店
万引きや強盗対策として、飲食店・小売店でも防犯カメラの設置は必須です。
防犯対策以外にも、防犯カメラがあれば店内にいる来客者を検出して混雑レベルをリアルタイムで更新できるというメリットもあります。
来店したユーザーの動線や商品棚ごとの人気具合など、店内レイアウトの改善やマーケティングにも防犯カメラは役に立ちます。
飲食店・小売店での防犯カメラ導入事例
防犯カメラを店舗サービス向上の一環として導入した飲食店の事例を紹介します。
本事例では、「来店者の人数を厨房から確認したい」「スタッフの勤怠管理や導線を確認したい」という2つの希望から防犯カメラを導入しました。
新規に導入した高画質の防犯カメラは、お札を見分けるためレジに設置しています。
一方で元々店舗に設置されていた防犯カメラは、店全体を見回すカメラとして再利用することでコストを抑えました。
スタッフの動きやお客様の案内〜料理の配膳までの流れを映像で確認し、よりスムーズな接客をしていくことに防犯カメラが役に立っています。
参考:
「飲食店における防犯カメラ導入事例-防犯カメラの専門通販【公式】アルコム」
設置場所7.インフラ施設
引用元:https://bouhancamera.co.jp/case/megasolar004/
電力・ガス・石油など、生活を支えるインフラ施設にも防犯カメラは欠かせません。
防犯やセキュリティ面でも活用されていますが、施設の点検や補修工事の際の現場監督の負担を軽減させるために導入しているケースもあります。
カメラを人の目の代わりとすることで、実際の現場に赴かずともリアルタイムで現地の様子や安全確認が可能です。
万が一の事故・事件が起こった際にも、映像で記録しておくことで再発防止や問題解決の糸口となる期待ができます。
インフラ施設での防犯カメラ導入事例
ここでは、インフラ施設で防犯カメラを導入した事例を紹介します。
この施設では、入構する車両の管理を事前申請とゲートにいる警備員のリモコン操作でおこなっていました。
そこで車両が多い場合でもスムーズな管理をしたいという希望から、セキュリティプラットフォーム「Genetec Seurity Center」の導入を決定します。
システム導入後は入退室管理とナンバープレート認識機能を連携させることで、迅速な車両確認が可能となり、スムーズな入構管理が実現しました。
さらに防犯カメラを設置したことによってセキュリティの精度も向上しています。
防犯カメラの導入にあたり必要な4つの機器
防犯カメラの導入には、カメラ以外にも下記の機器が必要となります。
名称 |
概要 |
カメラ |
「ネットワークカメラ(IPカメラ)」と呼ばれる、本体にコンピューターが内蔵されたカメラ。 |
サーバー |
ネットワークカメラで撮影した映像を保存するサーバー。主にLANケーブルでネットワークカメラと接続されている。 |
ネットワーク |
カメラやサーバー、システム同士で情報のやり取りをおこなうための通信設備。 |
VMS |
ビデオマネジメントシステムの略称。撮影した映像の記録・管理・閲覧をおこなうシステム。 |
カメラ・サーバー・ネットワーク・VMSのすべてを組み合わせることで、万全な防犯セキュリティが実現します。
なお、防犯カメラとして使われるネットワークカメラとWebカメラは混同されがちですが、Webカメラにはコンピューターが内蔵されていません。そのため、利用には別途PCなどが必要となります。
24時間365日稼働させる防犯カメラには、単独でネットワークに接続可能なネットワークカメラがおすすめです。
まとめ
コロナ禍にともない遠隔での施設・店舗管理や、無人化したエリアの防犯・セキュリティの維持が課題となっています。
近年では防犯カメラの種類や機能もさまざまな製品が出ており、自社の目的に合わせた防犯カメラの導入が可能です。
ネットワンパートナーズでは、フィジカルセキュリティのラインナップとしてネットワークカメラ製品を取り揃えております。
それらを統合管理し、システムの「可用性」「安全性」「信頼性」に優れた高セキュリティシステムであるGenetec Security Centerをご提案しており、様々な業界での実績もございます。
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