Catalyst 主力シリーズに EOS アナウンス!マイグレーションの準備はできていますか?
ネットワンパートナーズ Cisco EN 製品担当 SE の毛利です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
突然ですが、昨年業界に激震が走った(?)ニュースをご存じでしょうか?
そう、それは Cisco の主力製品である Catalyst 2960X, 2960L, 3650 シリーズの EOSL アナウンスです。
このアナウンスに伴い、対象機器をご利用頂いているお客様については今後、後継機へのマイグレーションをご検討いただく必要があると思います。
これらは非常に多くのお客様にご愛顧頂いている製品かと思いますので、該当される方も多いのではないでしょうか。
今回はこちらの後継機にあたる Catalyst 9000/1000 シリーズの紹介と、マイグレーション時のポイントについてご紹介をさせて頂こうと思います。
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Catalyst 2960L/2960X/3650 の EOSL アナウンス
昨年2020年の10月、Catalyst 2960L/2960X/3650 の EOSL がアナウンスされました。
これによって、2019年10月に先行して EOS/EOL がアナウンスされていた Catalyst 3850 シリーズと合わせ、 Cisco キャンパススイッチの主力製品であった Catalyst 2960/3650/3850 全てのシリーズに EOSL がアナウンスされた形となリました。
後継機(Catalyst 9000 シリーズ)へのマイグレーション
既にご存じの方も多いかと思いますが、 Catalyst 2k/3k の後継ラインナップとしては Catalyst 9200 /9300 シリーズが該当致します。
Catalyst 2k/3k にて担っていた部分については、 今後こちらの Catalyst 9200/9300 シリーズにて置き換えていくことになります。
・Catalyst シリーズのマイグレーションパス
Catalyst 9200/9300 シリーズのご紹介
Catalyst 9200/9300 シリーズは Catalyst 9000 シリーズ内における Box 型アクセススイッチの位置づけとなっており、それぞれ Catalyst 2k/3k の後継機となります。
シリーズ全体を通して Catalyst 2k/3k のコンポーネントを引き継ぎつつ、電源冗長のサポートや mGig ポート搭載ラインナップの拡充など、機能面や性能面が従来シリーズから強化されています。
・Catalyst 3850/3650 からみた Catalyst 9300
・Catalyst 2960X/XR からみた Catalyst 9200
各シリーズのもう少し詳しい情報が知りたい!という方は、↓の記事を合わせてご一読ください!
マイグレーション時のポイント
従来の Catalyst シリーズから Catalyst 9000 シリーズへのマイグレーションを行う際に一番のポイントとなるのは、ライセンス方式です。
Catalyst 9000 シリーズは Cisco Smart License と呼ばれるライセンス方式を採用しており、従来の PAK や RTU のライセンスとは考え方が大きく異なります。
従来シリーズからのマイグレーションをご検討される際には、こちらのライセンス方式についてあらかじめ確認を頂くことにより、スムーズなマイグレーションが可能です。
・Catalyst 9000 シリーズでのライセンスの考え方
Cisco Smart License についても↓の記事にて詳しく紹介をしているので、気になる方はぜひご覧ください!
Catalyst1000 シリーズのご紹介
さて、ここまで Catalyst 9000 シリーズの紹介をしてきましたが、 Catalyst 9000 シリーズと共に後継機と位置付けられている Catalyst 1000 シリーズについても触れたいと思います。
Catalyst 1000 は Box 型の L2 スイッチとなっており、Catalyst 2960L の後継にあたるシリーズとなります。
Catalyst 2960L と同様にファンレスでコンパクトな筐体がラインナップとして用意されており、デスクストップスイッチとして最適なシリーズとなります。
・Catalyst 1000 シリーズの概要
また Catalyst 1000 については従来通りのライセンス方式となりますので、ライセンスについてもこれまでと同じ感覚でご利用頂くことが可能です。
Catalyst 1000 についてはまた別記事でも紹介させて頂こうと思うので、本記事での紹介はこれくらいにさせて頂きます。
まずは Catalyst 2960L の後継機として Catalyst 1000 という製品があるということだけ覚えて帰って頂ければと思います!
おわりに
本記事でも少し出てきたスマートライセンスについて、最新の OS バージョンにてまた新たな仕組みが登場しています。
現在弊社では、こちらの新たな仕組みに関する最新情報についてもキャッチアップを続けております。
この新たな仕組みについては、また別記事にてご紹介をさせて頂こうと思っておりますので、乞うご期待ください!
本記事に関して、気になった点がございましたら、お気軽にお問合せください。