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EVO:RAIL FAQ!! (EVO:RAIL 第3回)

みなさん こんにちは!

NOP ソリューション事業部 セールスエンジニアリング部の森居です。

第1回、第2回と非常にご好評いただいているEVO:RAILですが、今回もまた EVO:RAIL について書かせていただきます。
まだご覧頂いていない場合は、ぜひ下記の記事もお楽しみください!

仮想化基盤を15分でお届けします! (EVO:RAIL 第1回) EVO:RAILにはどんなメリットがあるの? (EVO:RAIL 第2回)  


目次[非表示]

  1. 1.何に使えるの?
  2. 2.スペックは?
  3. 3.RAIDのタイプは?
  4. 4.実効容量はどれくらい?
  5. 5.既存の vSphere のライセンスを持ち込んで EVO:RAIL を使えるの?
  6. 6.なぜ NetOne が EVO:RAIL を売るの?
  7. 7.VDIはどれくらい載せられるの?
  8. 8.アプライアンスの拡張はどうするの?
  9. 9.Nutanixとの違いは?
  10. 10.細かな設定はできないの?

さて、EVO:RAIL を NetOne が発表して以来、非常に多くのお問い合わせをいただいております。


EVO:RAIL は World Wide では複数のパートナーから発売されますが、日本国内で既に発売開始しているのは NetOne だけ (2014年11月16日現在)です。
vForum2014 Tokyo に出展していたEVO:RAIL 販売パートナーの方々 (EVO ZONEのDELL、HP、Fujitsuの各ブースにいらっしゃった方々) とお話しましたが、国内ではまだ検証できていなかったり、まだ触ったことがないところがほとんどでした。  

vForum 2014 Tokyo に開設された EVO ZONE の NetOne ブースの様子を少しだけご紹介します。

左:島崎さん、右:越山さん


左が耳寄り情報局でお馴染みの島崎さん、右がプラットフォーム系のマーケティング担当の越山さんです。vForum 当日は説明員をがんばってくれました。

EVO ZONE でEVO:RAILを稼働させていたのは弊社だけでしたので、非常に多くのお客様にお立ち寄りいただきました。当日はブースには常にお客様がいらっしゃる状態で、持っていったカタログも売り切れてしまうくらい大盛況でした。エンドユーザー様からもパートナー様からもEVO:RAIL の注目度が非常に高いことが実感出来ました。


弊社では2014年10月から日本国内で販売開始しており、社内での検証だけではなく、既にご興味を持ってくださっている企業様と共同検証なども開始しており、まもなく国内第1号も受注するという声も聞こえてきます。  

今回は、EVO:RAILについてよくいただくご質問と回答を惜しげも無く公開してしまいます。EVO:RAILにご興味のある方、NetOne 以外の EVO:RAIL パートナーの皆様、ぜひご覧ください。    

何に使えるの?

中規模でのサーバー仮想化、デスクトップ仮想化、開発環境、ハイブリッドクラウド基盤など、様々な環境でお使いいただけます。

EVO:RAILユースケース1

EVO:RAILユースケース2


スペックは?

こちらにデータシートがございます。現時点ではChassis/CPU/Memory/Disk/SSDは同一で、NICの形状が RJ-45 と SFP+ (10G-SR) からお選びいただけます。  

RAIDのタイプは?

EVO:RAIL では VSAN を使っていますので RAID は使用していません。VSAN には Storage Policy という定義があり、どの程度の耐障害性、同時読み書き(ストライプ)、Read Cacheの量などを仮想マシン単位で設定可能です。EVO:RAIL に Default で定義されている Storage Policy は、"1ミラー・1ストライプ" です。1ミラー=2台のホストに同一のファイルをミラーして保存しますので、1ホストが故障しても仮想マシンのサービスは問題なく稼働します。  

実効容量はどれくらい?

1アプライアンス構成の場合、VSAN Datastore に見えてくる容量としては 13.1 TB です。上記の Storage Policy にもよりますが、通常の仮想マシンは同じファイルを2台のホストに保存しますので、仮想マシンのサイズが60GBの場合は約120GB消費することになります。また、vCSAやLogInsightの容量も引かれますので、実際に使えるのは約5TB~6TB程度というところでしょう。もちろん、Storage Policy の設定次第です。

1ミラー・1ストライプのときのデータ格納方法

また、 VMware Horizon View 6.0 と組み合わせる場合で、LinkedClone + Floating(流動) で使用する場合は、展開されるデスクトップは 0ミラー となります。壊れたら作りなおせばいいじゃん、ということですね。そうすると 2重に保存しないので、ストレージ容量を節約することができます。  

既存の vSphere のライセンスを持ち込んで EVO:RAIL を使えるの?

残念ながら使えません。アプライアンス製品ですので、ハードウェアとソフトウェアはセットでのご提供となります。EVO:RAIL DCM だけのご提供もできません。  

なぜ NetOne が EVO:RAIL を売るの?

NetOne 以外の EVO:RAIL 販売パートナーはメーカーです。なぜメーカーの中で1社だけ、 SIer/Distributor である NetOneSystems/NetOnePartners が EVO:RAIL を販売するの?という声を多くいただいております。

NetOne には仮想化基盤とネットワークに関する幅広い実績、経験があり、国内を網羅する独自の保守体制があることから、EVO:RAIL のメリットを存分に日本のお客様に提供できると考えているからです。

NetOne では VSPEXやFlexPod といったソリューションを多くのお客様にご提案、ご採用いただいてきました。VSPEX/FlexPodも素晴らしいソリューション・アーキテクチャですが、これらの仮想化基盤は要件定義、調達、設計、構築と時間がかかり、使いはじめるまでに数ヶ月とかかりました。Cisco UCS は弊社の国内流通拠点で BTO/CTO を行い、キッティングまで行って出荷できるためサーバーの納期は短縮できますが、ストレージはそうはいきません。また、これらは比較的大規模向けのソリューションであり、小規模環境で導入するとかえって運用負荷が高くなってしまう場合がありました。

EVO:RAIL は仮想化の裾野を広げる素晴らしい製品です。VSPEX/FlexPodでカバーできなかった領域のお客様にも仮想化をお使いいただけるようになります。また、vCloudAir をはじめとするパブリッククラウドとの連携には、NetOne が得意とする NSX を含むネットワーク、セキュリティのナレッジを活用して、最適なご提案をさせていただきます。

また、遠隔モニタリングサービスのご提供や NetOne が作成した日本語マニュアル、ユーザーガイドもご提供いたします。  

VDIはどれくらい載せられるの?

VMware社の測定結果が下記に掲載されています。管理サーバーを EVO:RAIL 以外に載せる場合と、すべて EVO:RAIL に載せる場合とで異なります。

http://blogs.vmware.com/consulting/2014/10/euc-datacenter-design-series-evorail-vdi-scalability-reference.html

弊社では LoginVSI 4.0 というツールで VDI 環境の試験を実施しております。4アプライアンスでの測定はこの週末に実施しましたので、ただ今結果をまとめております。この情報は弊社パートナー企業様には提供させていただきますので、必要な場合には担当営業までご連絡ください。  

アプライアンスの拡張はどうするの?

アプライアンスは最大4台 (1アプライアンスあたり4ノードを搭載するため、合計16ノード) まで拡張することが可能です。

EVO:RAIL の拡張は非常に簡単です。既存で稼働しているアプライアンスと同じネットワークに新しい EVO:RAIL を接続して電源を入れるだけで、既に稼働している EVO:RAIL DCM 画面上に自動的に検出します。検出後は各ノードに割り振るIPアドレスだけ決めれば、VSANデータストアだけでなく、クラスタも拡張され、すべてのノードでHA/DRSなども有効になります。

▼EVO:RAIL アプライアンス追加時のイメージ

EVO:RAIL アプライアンス追加時のイメージ


Nutanixとの違いは?

Nutanixは非常に素晴らしい製品です。Nutanix は HyperVisor と Storage が統合されたアプライアンスで、高機能な分散ファイルシステムを実装しています。残念ながらストレージの機能では、現時点では EVO:RAIL (VSAN) が負けている点もあります。一方、EVO:RAILにしかない機能は、簡単に統合管理をできる EVO:RAIL DCM です。Nutanix では Prism UI というインターフェースで Nutanix の状態が確認できますが、VMware 環境の管理、仮想マシンの作成などは vCenter にアクセスする必要があります。EVO:RAIL は DCM だけでアプライアンスの管理、VMware環境の管理、仮想マシンの作成が可能です。これも、VMware 純正のソフトウェアを搭載している EVO:RAIL ならではですね。

(EVO:RAIL DCM の管理画面は EVO:RAIL 第1回 の記事をご覧ください。)

ちなみに、EVO:RAIL で使用している VSAN も次期 Version では機能拡張が予定されています。もちろん、NetOne では、VSAN の機能検証なども行いますので、弊社のパートナー企業様には情報提供させていただきます。  

細かな設定はできないの?

EVO:RAIL DCM ではよく使う機能だけが使えるようになっています。また、従来の仮想化基盤とは違い、あらかじめ HA、DRS、VSAN、ネットワーク設定のベストプラクティス設定が適用されています。では従来のように細かなチューニングができないかというとそうではありません。WebClient などから vCenter にアクセスし、細かな設定をしていただくことも可能です。


さて、今回は文字が多くなってしまいましたが、ご参考になりましたでしょうか?

引き続き EVO:RAIL については Web / Blog で情報発信させていただきます。

ご質問やデモのご依頼、案件のご相談につきましては、担当営業 または お問い合わせフォーム までご連絡いただけますと幸いです。  

引き続き、NOP エンジニア Blog をお楽しみください!