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スマート工場EXPO参加報告~セキュリティ対策ガイドラインから読み解く、製造業セキュリティ対策~

目次[非表示]

  1. 1.スマート工場EXPO2026
  2. 2.製造現場のDX化、AI活用が進む中、サイバーセキュリティ対策は万全ですか?
  3. 3.経済産業省「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」
  4. 4.Nozomi Networksで実現する可視化

スマート工場EXPO2026

2026年1月21日(水)〜23日(金)まで、東京ビッグサイト にて開催された【スマート工場EXPO 2026】に行ってきました!

この展示会は、製造業のDXをテーマに、IoT、AI、FA、ロボティクス などの最新ソリューションが一堂に集まる専門展です。来場者・出展者ともに業界関係者が多く、国内外からの来場者で活気にあふれていました。

今回のスマート工場EXPOでは、以下のようなテーマとキーワードが特に注目されていました。

■テーマ:IoTとAIでつながる未来の工場

IoTやAIを活用して現場の課題を解決する仕組みづくり。従来の設備・現場データをスマート化し、生産性や安全性の向上を狙うソリューションが多数出展されていました。

■キーワード

スマートファクトリー/スマート工場

 工場全体をネットワークでつなぎ、データを活用して生産プロセスを最適化する概念。

IoT

 センサーで現場データを収集し、リアルタイムで状況を可視化・分析。

AI(人工知能)活用

 異常予測・安全管理・生産計画最適化など、AIを用いた高度な分析・自動化ソリューション。

FA・ロボット

 ロボットや自動化設備による省人化・作業の高度化が、多くのブースで取り上げられていました。

データ分析・可視化

 AIカメラや堅牢タブレットなどのツールを使い「現場を見える化」する取り組みが増加。

■出展企業のトレンドと注目ポイント

会場を回ると、多くの企業が「現場の課題解決」を前提にした技術を提案していました。

無線・センサー・AIを使った現場デジタル化

 位置情報やデータ分析で現場の動きを可視化するソリューション。

安全管理 DX

 AIを活用した予防型安全管理をテーマにしたセミナーや展示。

・ロボットの操作レス操作

 AIによる理解によって、プログラミング不要でロボットを扱う技術展示。

■まとめ:実際に行ってみて感じたこと

今年のスマート工場EXPOは、製造現場のリアルな課題に応える技術提案が多く、単なる最新技術の展示ではなく「現場で役立つ実装」まで踏み込んだ内容だったと感じました。DX推進や省人化はもちろんですが、「現場の体験価値」を高める提案が次々と見られました。

製造現場のDX化、AI活用が進む中、サイバーセキュリティ対策は万全ですか?

IoTやAI活用による技術進化に目が行きがちですが、各ソリューションを動かす基盤(ネットワーク)のセキュリティも無視できません。DX化やAI活用、データ活用が進む製造現場では、生産性を高めると同時に、サイバー面とフィジカル(物理)面の両方を守る必要があります。セキュリティ対策の視点は極めて重要です。その考え方の土台となっているのが、経済産業省の「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」です。

経済産業省「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」

製造業におけるDXの進展により、製造システムはITとOTが密接に連携する時代へと移行しています。その一方で、ランサムウェアや標的型攻撃など、サイバー攻撃の影響は、制御システムや設備稼働といった「現場」にまで及び、操業停止や安全面への影響が現実的なリスクとなっています。こうした背景のもと、経済産業省は「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」を策定し、工場セキュリティのあるべき姿を示しました。

本ガイドラインの大きな特徴は、サイバーとフィジカルを切り離さず、一体のリスクとして捉えている点です。工場システムでは、サイバー攻撃が設備の誤動作や停止を引き起こし、品質低下や人身事故にまで波及する可能性があります。そのため、情報資産の保護だけでなく、「安全かつ安定した操業を継続すること」を目的としたセキュリティ対策が求められています。

ガイドラインではまず、自社工場に存在する設備やネットワーク、システムを把握し、重要度に応じてリスクを評価することの重要性が示されています。すべてに同じ対策を講じるのではなく、生産や安全に直結する領域から優先的に守るという考え方です。これは、OTセキュリティにおいて現実的かつ効果的なアプローチと言えます。

具体的な対策は、「予防」「検知」「対応・復旧」の三つの観点で整理されています。予防策としては、ITとOTの適切なゾーニング、アクセス制御、リモート接続管理、サプライチェーンを含めたルール整備などが挙げられています。一方で、ガイドラインでは「予防だけでは不十分」であることも明確に示されています。未知の脅威や内部要因によるリスクを前提とし、早期に異常を把握できる体制が不可欠としております。

Nozomi Networksで実現する可視化

この「可視化」と「検知」を実現する手段として、Nozomi NetworksのOTセキュリティソリューション(以下Guardian)は、ガイドラインの考え方と高い親和性を持っています。Guardianは、工場内のOTネットワーク通信を常時監視し、資産の自動把握や通信の振る舞い分析を通じて、異常や脅威を検知します。これにより、工場システムの現状を正確に把握し、リスク評価や優先順位付けを実データに基づいて行うことが可能となります。

さらに、インシデント発生時の対応・復旧についても、ガイドラインでは事前準備の重要性が強調されています。どの設備を優先的に復旧させるのか、どの部門や外部パートナーと連携するのかを定めておくことが、被害最小化の鍵となります。Guardianの可視化・検知機能は、インシデント時の状況把握や影響範囲の特定を迅速に行ううえで有効な手段となり、実践的な対応力の向上に寄与します。

経済産業省のガイドラインが示しているのは、工場セキュリティを「経営課題」として捉え、段階的かつ継続的に取り組む必要性です。Nozomi NetworksのOT特化型ソリューションを活用しながら、自社工場の実態に即した対策を積み重ねていくことが、これからの製造業に求められる現実解といってもいいでしょう。

経済産業省が策定した「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」は、製造現場における重要な指針である一方、内容を正しく理解し、自社に合った対策へ落とし込むには相応の労力が必要です。そうした課題に対し、現状把握の第一歩としてご活用いただけるのが、ネットワンパートナーズが提供する「OTセキュリティ簡易診断」です。ガイドラインの考え方を踏まえながら、問題を効果的に可視化し、次に取るべき対策を明確にします。無償でお使いいただけますので、是非一度お試しください。

SHINO
SHINO
国内メーカー2社を渡り歩き、2019年8月ネットワンパートナーズ入社。 ビジネス開発部所属でOT SECURITYを担当しメインプロダクトは「Nozomi Networks」 趣味はランニング。フルマラソンの大会にエントリーして自分を追い込む。
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