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2025年度版 Ciscoファイアウォール製品入門!第2回:製品ラインナップご紹介

Cisco Secure Firewallの入門者向け記事として、3回に分けて製品の全体的な情報を整理してお届けしております。第2回となる今回は、製品ラインナップとそれぞれのシリーズの特徴についてお伝えしたいと思います。

  第1回:Secure Firewallの概要

  第2回:製品ラインナップのご紹介

  第3回:ライセンスの種類と提供形態について


目次[非表示]

  1. 1.Firepower 1000シリーズ
  2. 2.Secure Firewall 1200シリーズ
  3. 3.Firepower 2100シリーズ
    1. 3.1.Fail-to-Wireとは?
  4. 4.Secure Firewall 3100シリーズ
  5. 5.Firepower 4100シリーズ
  6. 6.Secure Firewall 4200シリーズ
  7. 7.Firepower 9300シリーズ
  8. 8.終わりに

Firepower 1000シリーズ

Secure Firewallのラインナップのうち、最も小規模環境向けとしてデザインされたシリーズです。特にFirepower 1010はデスクトップ型の製品となり、省スペースながら高いパフォーマンスを実現します。Firepower 1000シリーズではデータ用インタフェースはモデル毎に固定の構成となっており、オプションにより変更することはできません。

        ○ 形態:デスクトップ型/ボックス型
        
○ 対応OS ASA OS / FTD OS
        
○ シリーズモデル:1010, 1120, 1140, 1150
        
○ 最大FWスループット: 890 Mbps 5.3 Gbps
        
○ 最大脅威防御(FW+AVC+IPS)スループット: 880 Mbps 4.9 Gbps
        
1秒あたりの新規コネクション数(最大)6,000 28,000
        
○ 同時セッション数(最大)100,000 600,000

Secure Firewall 1200シリーズ

Secure Firewall 1200シリーズは、デスクトップ型とラックマウント型が提供されている、小中規模拠点向けのファイアウォールです。コンパクトながらも高いパフォーマンスと高度なセキュリティ機能を提供可能です。SASEのブランチオフィス側のSD-WANルータとしてもご活用いただくことができ、コストパフォーマンスに優れたシリーズとなります。

       形態:デスクトップ型/ボックス型

        対応OS ASA OS / FTD OS

        シリーズモデル:1210CE, 1210CP, 1120CX, 1230, 1240, 1250

        最大FWスループット: 6 Gbps 24 Gbps

        最大脅威防御(FW+AVC+IPS)スループット: 6 Gbps 18 Gbps

        ○ 1秒あたりの新規コネクション数(最大)35,000 100,000

        同時セッション数(最大)200,000 1,000,000

Firepower 2100シリーズ

NPU(Network Processing Unit)の搭載による高速なL2-L4処理に対応し、IPSなどの脅威検知機能を利用した場合も安定したパフォーマンスを実現したシリーズです。上位モデル(2130および2140)では、電源冗長への対応(2130では要オプション)のほか、NWモジュールスロットを1つ搭載しており、10G SFP+ポートの追加やFail-to-Wireに対応したポートの追加が可能です。

こちらのシリーズは20255月にEoSを迎えています。

        ○ 形態:ボックス型
        
○ 対応OS ASA OS / FTD OS
        
○ シリーズモデル:2110, 2120, 2130, 2140
        
○ 最大FWスループット: 3 Gbps 20 Gbps
        
○ 最大脅威防御スループット(FW+AVC+IPS) 2.6 Gbps 10.5 Gbps
        
1秒あたりの新規コネクション数(最大)14,000 57,000
        
○ 同時セッション数(最大)1,000,000 3,000,000

Fail-to-Wireとは?

Fail-to-WireFTW)は、ペアリングされたポート間をレイヤ1レベルでバイパスし、ソフトウェアまたはハードウェアの障害時にもパケットを転送するネットワーク接続を提供します。特にFirepower(Secure Firewall)アプライアンスがトラフィックのモニタまたはロギングのみ行っているポートで役立ちます。電源冗長オプションと合わせ、耐障害性を高めることが可能です。

Secure Firewall 3100シリーズ

20224月にリリースされたミッドレンジ向けの新しいシリーズです。カスタムビルドされたFPGAの導入によって一部の処理をオフロードするとともに内部システムバス上でのフローを最適化し、脅威防御機能(FW+IPS+AVC)の適用時やIPsecDTLS接続におけるパフォーマンスが劇的に向上していることが特徴です。特に、FWスループットと脅威防御スループットでは、カタログ上での公表値では同一となっています。すべてのモデルで電源冗長オプションに対応(3130/3140では標準で電源冗長)し、ネットワークモジュールは1つ搭載しています。

        形態:ボックス型

        対応OS ASA OS / FTD OS

        シリーズモデル:3110, 3120, 3130, 3140

        最大FWスループット: 17 Gbps 45 Gbps

        最大脅威防御スループット(FW+AVC+IPS) 17 Gbps 45 Gbps

        ○ 1秒あたりの新規コネクション数(最大)130,000 300,000

        同時セッション数(最大)2,000,000 10,000,000

Firepower 4100シリーズ

1RUで30Gbps~80GbpsFWスループットを実現するハイパフォーマンスシリーズです。2つのネットワークモジュールスロットを搭載しており、環境に合わせた柔軟な構成変更が可能です。すべてのモデルで冗長電源オプションに対応(4125/4145では標準で電源冗長)しており、ネットワークモジュールでは40Gbポートを搭載したものも提供されています。

こちらのシリーズは20261月にEoSを迎えます。

        形態:ボックス型

        対応OS ASA OS / FTD OS / Cisco Secure DDoS Protection

        シリーズモデル:4110(EoS), 4112, 4115, 4125,4145

        最大FWスループット: 35 Gbps ~ 80 Gbps

        最大脅威防御スループット(FW+AVC+IPS) 15.5 Gbps ~ 53 Gbps

        ○ 1秒あたりの新規コネクション数(最大)64,000~ 365,000

        同時セッション数(最大)10,000,000 ~ 30,000,000

Secure Firewall 4200シリーズ

Cisco Secure Firewall 4200シリーズは、1RUという省スペースな筐体でありながら、最大140 Gbps級のFW/IPSスループットを実現したハイエンド次世代ファイアウォールです。

2つのネットワークモジュールスロットを備えており、最大400Gインタフェースへも柔軟に拡張可能です。また、最大16台のクラスタ構成によるスケールアウトが可能であるため、大規模データセンターやサービスプロバイダー環境にも適応します。将来的な通信の高速化トレンドも見据えた、拡張性の高い設計が特徴です。

Firepower 9300シリーズ

サービスプロバイダや大規模データセンター向けにデザインされたハイエンドのシリーズです。シャーシ型の製品となっており、3つのセキュリティモジュールスロットを搭載しています。

Firepower9300のアーキテクチャ:

FXOSとはハードウェアの制御やリソース管理を担うプラットフォームOSです。このFXOSという土台の上で、ファイアウォール機能(FTDASA)がアプリケーションとして稼働する仕組みになっています。

セキュリティーモジュールごとにOSがインストールされ、シャーシ内またはシャーシを跨いだクラスタ構成をします。クラスタ化より1Tbpsを超えるFWスループットにも対応をするスケーラブルなプラットフォームになっています。

こちらのシリーズは20263月にEoSを迎えます。

      ○ 形態:シャーシ型
        
○ 対応OS ASA OS / FTD OS / Cisco Secure DDoS Protection
        
○ シリーズモデル:9300
         1
モジュールあたり:
       
 ○ 最大FWスループット: 80 Gbps 235 Gbps
       
 ○ 最大脅威防御スループット(FW+AVC+IPS) 55 MGbps 190 Gbps
       
 ○ 1秒あたりの新規コネクション数(最大)380,000 1,100,000
       
 ○ 同時セッション数(最大)35,000,000 60,000,000

終わりに

第2回目となる今回は現行で展開されているSecure Firewall(Firepower)アプラアインスの各シリーズについてその概要と特徴をご紹介させていただきました。シリーズ間では、単純なCPU能力やメモリのアップグレードによるスループットの向上だけではなく、専用設計されたハードウェアの導入などパフォーマンスをより高めるための仕組みが導入されているなどの違いがあります。ご利用される目的や機能によって最適な選択が異なる場合がありますので、今回ご案内した記事の内容が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

次回はSecure Firewallのライセンス体系と管理方法についてご案内させていただきます。是非第3回の記事もご覧ください。

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坂巻 流歌(さかまき るか)
坂巻 流歌(さかまき るか)
ネットワンパートナーズセールスエンジニアリング部所属。
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