
ハノーファーメッセ2025参加レポート(その1)
はじめに
こんにちは!ネットワンパートナーズで SE をしております、安部です。
先日、ドイツ・ハノーファーで開催された産業技術見本市「ハノーファーメッセ 2025(HANNOVER MESSE 2025)」に参加してきました。今回は前編として、イベント全体の雰囲気や注目した展示についてご紹介します。
まず「ハノーファーメッセって何?」という方向けに、下記の公式動画(約 1 分 45 秒)が、現地の雰囲気をよく伝えていますので、ぜひご覧ください。
ハノーファーメッセ概要
ハノーファーメッセは、展示面積が約 400,000 ㎡と東京ビッグサイトの 3 倍以上!出展社は 4,000 社超、来場者数は 127,000 人以上(150 か国から参加)という、まさに“世界最大級”の産業見本市です。
開催日程:2025 年3月 31 日〜4 月 4 日
会場面積:約 400,000 ㎡
来場者数:127,000 人以上(150 か国)
出展社数:4,000 社超
さて、そんなハノーファーメッセですが、冒頭の動画をご覧いただくと分かるように、展示の目玉はなんといっても、広い会場をフルに活かしたロボットや各種産業機器の実機展示です。
会場のあちこちでロボットアームが忙しなく動き、自動化ラインが「カチカチ」と動作音を響かせていました。ドイツやアメリカはもちろん、日本やアジア各国のメーカーも参加しており、最新の産業機器やセンサーを間近で見ることができる貴重な機会です。参加者はコーヒー(やアルコール?)を片手にブースを行き来し、熱い議論を交わしている様子も見られました。
ハノーファーメッセとクラウド/ネットワーク
近年、産業分野のデジタル化がさらに加速しており、クラウド連携をテーマにしたエリアが大人気でした。なかでも「Digital Platforms, Data & Cloud」ゾーンでは、AWS や Azure、Google Cloud などの大手クラウドベンダーが集結。一例として、以下の AWS 社の展示レポートをご覧いただければと思います:
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/hannover-messe-2025-aws-booth-report/
(「Amazon Web Services ブログ」より)
今回の AWS 社のブースでは、なんと 50 を超える展示が行われていました。上記の記事から引用すると、「Smart Factory は机上のコンセプトから実用フェーズに移り、単に機器からデータを吸い上げるだけではなく、持続的な運用に必要なツールが増加」していることを実証する構成でした。まさに「工場 × クラウド」が現実のものとなっていることを実感しました。
ネットワンパートナーズでは、製造業界のお客様の快適・セキュアなクラウド活用をご支援するために、様々なネットワーク/セキュリティ製品・ソリューションを取り揃えております。ご検討の際には、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。
ハノーファーメッセとNozomi Networks
さて、 AWS 社のブースですが、実は弊社でも取り扱っている、Nozomi Networks 社の展示も行われていました!

Nozomi Networks 社については、スイス本社を訪問した際のレポートがございますので、ぜひ下記の記事もご覧ください:
OT-IDS 分野における世界的なリーディングカンパニーであるNozomi Networks 社は、オンプレミスでのシステム設計に加え、SaaS を活用したハイブリッドクラウド構成にも対応可能な、豊富な製品・サービスラインナップを展開しています。これにより、シングルサイトでの初期導入から、マルチサイトでの統合管理まで、お客様のニーズに応じた柔軟なシステム設計が可能です。この SaaS製品(名称はVantage)の基盤として採用されているのが AWS なので、今回Nozomi Networks 社が AWS 社のブースで展示を行っていた、ということですね!
ネットワンパートナーズでは、日本国内の OT セキュリティ強化に貢献すべく、Nozomi Networks 社の製品を取り扱っております。Nozomi Networks 社の製品や、関連する OT セキュリティ商材について、ご関心がございましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。
おわりに
今回は、ハノーファーメッセの概要と、Nozomi Networks 社の展示についてご紹介しました。次回も、もう少しハノーファーメッセの様子をお届けする予定です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!