GIGAスクール構想はじまりました
皆さま、こんにちわ。
ネットワンパートナーズ 木村です。
久しぶりに記事を執筆します。
最近はコロナウィルスの影響で経済も元気がないですね。(私は〇十万溶かしました!!真顔)
そんな中、今回はITインフラ業界でひときわ輝きを放っております「GIGAスクール」について書きたいと思います。
GIGAスクール構想とは?
昨年末に文部科学省より「GIGAスクール構想」という施策がアナウンスされております。
「児童生徒1人が1台のコンピュータ端末を使って学習活動を行える環境を整えましょう!」という内容の施策です。
国からの補助金も2318億円とかなり大規模な予算が割り当てられています。そのうち、ネットワークインフラ関連には1296億円が計上されます。
https://www.mext.go.jp/content/20200219-mxt_jogai02-000003278_403.pdf より抜粋
補助金については学校単位で上限が3000万までとなっており、平均的な学校の例(12教室・3階建て校舎)で1校当たり約900万円を想定しています。
重要なポイントは、LAN整備については原則として令和2年度中に完了させることが前提となっている点です。あと1年しかありません。
また、ネットワーク機器や配線ケーブルなどの納期遅延、エンジニアや工事業者のリソースが枯渇してしまうという最もデンジャラスな状態が懸念されています。
GIGAスクールネットワーク構成について
本施策では "校内ネットワークが「1人1台の端末」に耐えうるインフラ環境" を整備することが前提となります。
校内に整備する「無線アクセスポイント」「フロアスイッチ」「基幹スイッチ」「拠点ルータ」「無線LAN認証装置」などのコンポーネントが対象となります。
文部科学省の公式サイト(GIGAスクール構想)には、校内ネットワークの仕様書を作成する際に参考となる"標準仕様書"が公開されています。
https://www.mext.go.jp/content/20200303-mxt_jogai02-000003278_407.pdf より抜粋
また、現在計画している内容にハイグレードなものが採用されていないか、高額な整備費になっていないか、などを再度確認するよう文部科学省よりアナウンスされています。高額な予算申請に対してはヒアリングが行われるそうです。
以下は整備計画の見積例となります。
https://www.mext.go.jp/content/20200219-mxt_syoto01-000003278_503.pdf より抜粋
ネットワンパートナーズでは、これら予算感と標準仕様書をもとに、GIGAスクール向けの推奨構成モデル案を作成・ご用意しております。詳細については弊社担当営業までお問い合わせ願います!
GIGAスクール構想の通信要件
文部科学省の公式サイトで公開されております標準仕様書には、学習活動に利用されるアプリケーション例についても触れられています。
https://www.mext.go.jp/content/20200303-mxt_jogai02-000003278_407.pdf より抜粋
1教室に40人の生徒が居る前提で、一斉にこれらの通信が行われた場合にちゃんと動作するか?
弊社のワイヤレスLANチームではこのような高密度環境で無線アクセスポイントが正常に動作するか、評価検証を定期的に実施しています。ついこの間もやりました。その結果がこちらです。
Youtubeのライブ配信をHD画質(固定)でiPad*50台に流した時にどうなるか?という試験です。
もっと詳細が知りたい方は弊社「NOP FAQサイト」で公開中ですので是非ご覧になってください。Merakiシリーズ以外にもいろいろ検証しております。
※ログインアカウントが必要となります。弊社担当営業まで申請をお申し付けください。
また、それ以外にもMeraki、Ruckus、Furuno、Buffalo、アライドテレシス、Aruba を対象に、iPerf ツールでパフォーマンス性能を比較した結果をレポートとしてまとめています。
こちらのレポートに関しましては、GIGAスクール案件のお引き合いに限り提供させて頂いております。
GIGAスクールについてはこれからが本番となりますが、是非、弊社イチオシの推奨製品をご提案頂けますと幸いです。