PaloAlto Networks プロダクトポートフォリオ
目次[非表示]
- 1.はじめに
- 2.3つのブランドとそのテーマ
- 3.各製品について
- 4.まとめ
はじめに
皆さんこんにちは。
早いものでもう11月です。1年を振り返るにはまだ少し早いですが、年末が近づくにつれお酒を飲む機会が増えるかと思います。くれぐれも飲み過ぎて大ごとに至らないようご注意ください、と自分に言い聞かせています…
さて、本日はPaloAltoNetworks社の製品ポートフォリオについて、簡単にご説明させていただきます。
以前ブログにて、PaloAltoNetworks Dayというイベントの盛況具合をお伝え致しましたが、実はそのイベントにて新たな3つのテーマに基づいた製品のReブランドが発表されました。背景としてはM&A等による取扱いプロダクトの増加に伴い、バラバラだった製品群をテーマごとにまとめ、ニーズに合わせて分かり易く展開していこう、という狙いがあります。
ではそれぞれご紹介していきましょう。
3つのブランドとそのテーマ
①Secure the Enterprise ー
②Secure the Cloud PRISMA
③Secure the Future CORTEX
①のSecure the Enterprise。こちらには特に名称はなく、従来の次世代FWアプライアンスであるPAシリーズとエンドポイント製品であるtrapsが対象になります。
②のPRISMAシリーズはSecure the Cloudというテーマのとおり、クラウド環境を守る、もしくはクラウド環境で守る製品群になります。
③のCortexシリーズはSecure the Futureというテーマのもと、あらゆるアクセスポイントから収集された膨大なデータを、AIを用いて極めて高度な脅威から保護し、分析やオペレーションの自動化を行ってくれます。
各製品について
最後に各製品について、一言でご紹介していきます。
※各製品の詳細ご紹介については、別途同ブログにてご案内していく予定です。
①-1 PA-Series:従来の次世代型FW(UTM)製品。
①-2 traps:Endpoint Protection製品。EndpointのログをCortex側に収集する意味でも重要な役割。
②-1 Prisma Access:PAの機能をクラウド上で提供。分類としてはSecure Web Gateway。Reブランド前の名称はGlobal Protect Cloud Service(GPCS)。
②-2 Prisma Saas:各SaaSに対する通信の可視化と、段階的なアクセス制御を行う。分類としてはCASB(Cloud Access Security Broker)。Reブランド前の名称はAperture。(一部機能はGPCSを引き継ぐ)
②-3 Prisma Cloud:予め定義されたPublic CloudのIaas/Paasの設定に対して、違反したものを検知できる。コンプラ各種にも対応。対象PublicCloudはAWS、Azure、GCP。Reブランド前の名称はRedLock。
②-3´ Twistlock/PureSec:どちらも今年度に買収された製品で、twistlockはコンテナのセキュリティ、PureSecはサーバレスのセキュリティ製品となる。今後はPrisma Cloudの一機能として提供していく予定。
②-4 VM-Series:PAの仮想版アプライアンス。Public Cloudのインスタンスごとや、仮想環境でも利用可能。
③-1 Cortex XDR:Data Lake上にたまるパロアルト製品や3rdパーティ製品のログデータを大量に収集、多角的に分析することで、高度な脅威を自動的に検知。
③-2 Cortex Data Lake:大量のログを貯めるデータ庫。Cortexの中核。
③-3 Cortex Hub:Cortexを利用するためのアプリケーションハブ。パロアルト製品のほか3rdパーティ製品もAPIで連携可能。
③-4 Demisto:インシデント時のセキュリティオペレーションを自動化。多数のセキュリティ製品と連携が可能。分野としてはSOAR(Security Orchestration and Automation Response)。
③-5? Zingbox:9月に買収を発表したIOTセキュリティ製品。今後はCortexのイチ製品に?
まとめ
今回はまずPaloAlto Networks社における最新の製品ポートフォリオについてご紹介させて頂きました。以下にも図(※参照)で簡単にまとめておりますのでご活用ください。今後は、それぞれのテーマごとに、もう少し掘り下げて投稿していきたいと思います。
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