Druva Phoenixのご紹介
こんにちは!
Druva製品担当の川口です。
ちょっと時間が空いてしまいましたが、今回はDruvaのもう一つの主要なサービスである「Druva Phoenix」について説明させていただきます。前回はエンドポイント向けのソリューションである「Druva inSync」のご紹介でしたが、これに対してファイルサーバ・仮想化基盤向けの向けのラインナップが「Druva Phoenix」です。
Druva Phoenixは、ファイルサーバに保管されたデータや仮想化基盤上の仮想マシンをバックアップ・保護することができるサービスです。
目次[非表示]
(1)ファイルサーバのバックアップ
まず基本的なバックアップ機能として、ファイルサーバのバックアップがあります。
これはベアメタルサーバ、仮想マシンともにエージェントをインストールしてバックアップを行うものです。
対象となるOSはWindowsサーバ(2008以降、SBS2011も含みます)、CentOS,RHEL は6.3~7.3、
Ubuntuは14.04,16.04になります。
ほとんどのバックアップソフトウェアで可能ですが、Drvua Phoenixでもプレ・ポストスクリプトによってアプリケーションのバックアップ手順等を作りこむことが可能です。またこのスクリプトの戻り値によってバックアップを実行するしないといった制御も可能です。
エージェントはmsi形式でDruvaのWebサイトからダウンロードできます。
これをインストール後、管理コンソール上でアクティベーショントークンを発行し、入力、管理コンソール上で設定します。
(2)DBサーバのバックアップ
次にSQLサーバのオンラインバックアップ機能があります。
対象となるバージョンはSQLserver2016,2017、SQLserver2012/R2、SQLserver2008/R2、バックアップについてはフル・差分・トランザクションログが可能です。
復元方法についてはスナップショットから選ぶかトランザクションログを時間指定で適用するかのどちらかになります。
(3)仮想環境のバックアップ
最後に仮想環境のバックアップです。ESXi/vCenter上の各VMにエージェントをインストールする必要がなく、DruvaのWebサイトからダウンロードしたバックアッププロキシVMを基板上にデプロイすることで、VADPを使用したバックアップが実施されます。
必要に応じてバックアッププロキシを追加することによって負荷分散が可能で、バックアップデータはもちろんクラウド上に展開されますので、バックアップ基盤としては無限にスケールアウト可能です。
(4)DR機能
ちょっと特殊な機能としてはPhoenixクラウド上にバックアップしたVMwareの仮想マシンをAWS のEC2 AMIに自動変換し、EC上に立ち上げることが可能です
定義済みのセキュリティとネットワークグループ設定を使用してAMIをお客様のEC2アカウント内で起動します。
終わりに
いちからバックアップ基盤を作ろうとするとそれなりの初期費用、作業工数がかかるものですが、Druva Phoenixを使用すれば、簡単な設定で即座に使い始めることができます。また初期のサイジングが不要など、様々なメリットを享受可能です。