設計・製造ソリューション展(DMS名古屋)に出展いたします
どうも始めまして。2017年1月1日付でNOPのIoTチームに配属になりました庄司です。
これまで組み込み制御やシステム系の開発など、ソフトウエア寄りの分野に携わってきたという NOS/NOP内でも稀有な経歴を活かして、IoTチームにJoinするに至りました。
自己紹介がてら、技術調査を兼ねてRaspberry Pi に LINE Beaconを実装し、 帰宅してLINEを開いたら「おかえり」とメッセージで迎えてくれたり、 「おはよう」とメッセージを送信したらWebサービスから取得したお天気情報を Botが答えてくれて独身ライフを充実させる ”Be-婚計画”についてお話ししたいところですが、 弊社が参加するイベントが控えている事もありますので、LINE Beaconの話はまた別の機会として、 今回はイベントで展示するソリューションの宣伝をしようと思います。
4月12日(水)~14日(金)に名古屋で開催される、設計・製造ソリューション展 に
ネットワンシステムズとネットワンパートナーズが共同で出展いたします。
ネットワンパートナーズは『ネットワークのチカラで日本の製造業をもっと強くする』をキャッチコピーに掲げ、
昨年も同イベントに参加し、製造の分野に貢献できる弊社の技術をご紹介いたしました。
既にIT技術の導入・活用が進んでいる製造現場が増えていますが、 屋外や気温の条件などの過酷な環境でも耐えうるネットワーク機器や、ITの深い知識を必要とせずに簡単に操作ができるサービスなど、通常のオフィスへの導入とは異なる課題や要求にも応えるべく、弊社では多くのソリューション展開へ取り組んできた実績がございます。
好評を頂いた昨年に引き続き、今年も製造現場でさらに御活用頂ける様なソリューションを展示いたします。
ここでは、出展内容をご紹介します!
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Cisco Industrial Ethernet スイッチ/Moxa EDSスイッチ
弊社メンバー執筆の記事「工場用イーサネット入門」でも触れていますが、設備を制御する機器を繋ぐネットワーク機器が停止してしまったら、設備の稼働に影響を与え、製造ライン/工場全体の操業にまで影響を与える事になるでしょう。
Cisco Industrial Ethernetスイッチ(IEスイッチ)は、耐久性の高い産業用イーサネットを実現する際に活躍が期待できるEthernetスイッチです。
「ハブ」ではなくなぜ「スイッチ」なのか。
ネットワーク機器の先に繋げるエンドデバイスを1対1ではなく1対多(N)で繋げる際、セキュリティに優れていて、かつ繋がっている機器に影響なく同時並行的に安定した通信が求められます。
止まらない工場である為には、よりインテリジェンスなネットワーク機器である必要がある為、スイッチ製品を提案しております。
Cisco IEスイッチは、ファンレスデザイン / -40℃~+70℃で動作可能 / 基盤樹脂コーティングなど、製造ラインや屋外での設置を考慮した堅牢なハードウエア仕様でありながら、Cisco Catalyst のアーキテクチャによる高速なパケット転送処理を実現し、ネットワーク障害の高速な検知と復旧デュアルDC入力電源にも対応し、産業用イーサネットスイッチの要求に対応する製品シリーズです。
ブラウザで管理できるデバイスマネージャも用意されており、DashboardでLEDの状態、CPU使用率、温度、メモリ使用率の確認ができる他、ネットワークの設定やPoEの消費電力なども設定が可能で、保守や運用作業の負担が軽減します。
Moxa MX View
導入しているネットワーク機器の管理に負担を感じることはございませんでしょうか。 本来”モノを作る”事が目的であるはずの生産現場で管理作業の負担が増えると、管理する人も利用する人も疲弊してしまい、生産効率に影響を与える事になるでしょう。
Moxa MX Viewは、ブラウザ上で可視的にネットワーク管理ができるツールですが、このツールの優秀なポイントは、”自動的にトポロジを描画”してくれるところです。
ネットワークの範囲を指定してあげると、機器を自動で検出して画面に次々に追加していき、トポロジを構成していく様子が見えます。
ネットワーク構成を見た目で把握できるだけではなく、障害が発生した時にも画面に表示され、パトライトなどと連携して外部への通知もできるので、すぐに気付く事ができます。
これらの優秀な機能が、ネットワークの管理の作業負担の軽減に大いにお役立てできると自信を持ってご紹介できます!
セキュリティ見える化ツール(ISA3000 FirePOWER)
産業用イーサネットの環境が停止してしまう影響は先にも述べたとおりですが、それが機器の故障だけではなく、セキュリティ脅威が原因で発生する事も考えなければなりません。
Industrial Security Appliance 3000(ISA3000)は、堅牢で非常に過酷な産業環境にも耐えるセキュリティデバイスです。
スイッチ、ルータ、OS、コンピューティングインフラストラクチャから、産業用の制御システムに至るまで、ネットワーキングとコンピューティングのあらゆるレベルで脅威からの保護を実現します。
そのデバイスでFirePOWERサービスを使用すると、対象のネットワーク内のホスト・エンドポイントデバイスを洗い出し、OS情報まで確認でき、可視的に管理ができるようになります。
ISA3000 FirePOWER1
また、ネットワーク内で実行中のアプリケーションを検出できるので、脅威となるアプリケーションを検出したら、迅速に必要な措置を取ることが可能になります。
セキュリティ対策は、製品を導入して完成するわけではなく、継続的な評価と改善が非常に大切です。 可視的に管理が行えるこの機能は、継続的なセキュリティ対策の一つとしてご利用いただけます。
カメラソリューション (AXISカメラ + Genetec Security Center + DELL EMC Isilon)
これまで現場保全や人の管理に使われていたIPカメラの対象を広げ、作業現場にも積極的に活かそうとする取り組みが進んでいますが、弊社でもIPカメラを活用したソリューションがございますのでご紹介します。
Security Center1
カメラ動画を管理するシステム基盤のGenetec社製セキュリティプラットフォームSecurityCenterは、 先日開催された SecurityShow にも出展していて、セキュリティ分野で多くの実績があり、防犯・監視に役立つ機能はもちろん、
カメラ画像のイベントとその他のセンサー類などと連携させる仕組みが用意されているので、組み合わせ次第でカメラ画像の利用の幅を広げる事ができます。
VMSを導入/運用を行った時、一番コストが掛かる箇所は、実は録画データを保持・管理するストレージになるんですよね。
Security Centerでは、接続するIPカメラや録画データを貯めるストレージはマルチベンダー対応ですが、
弊社ではAXIS製のカメラとEMC ISILONのストレージを推奨しており、VMSソリューションのパッケージとして提供しています。
AXIS製のカメラは、H.264プロトコルに加えて、独自の画像圧縮技術(Zipstream)を多くのシリーズに標準で実装されていて、
ストレージ使用量を平均50%以下に低減させることができます。
EMC ISILONのストレージは、複雑なLUNやArray設定が不要で、大容量でもシンプルな運用が可能です。
また、ハードウエアが故障しても、システムが停止せずにデータを保護する機能が実装されています。 容量を拡張する時も、装置をマウントして、追加処理ボタン操作で簡単に行う事ができ、ダウンタイムなしで拡張を行う事をサポートしています。
これらを組み合せることで、録画データの保持・管理コストを抑えることが可能になります。
この全体構成を、設置から保守運用まで一気通貫で御提供できるところが弊社の強みです!
説明が長くなりましたが、各ソリューションの詳細説明やデモも行いますので、ぜひ会場の弊社ブースまでおこしください。 お待ちしております!