IoT Smart House 1
みなさま、お久しぶりです。SEの森居です。
すっかり寒くなってしまいましたね。私、生まれも育ちも北海道なのですが、こっち(関東圏)にきてから寒さに弱くなった気がします。。
そんな私も来週シンガポールで開催される vForum の Net One Systems Singapore ブースに、EVO:RAIL 説明員として行ってまいります!
どうやらシンガポールは雨季、しかも30度を超え、湿度も80%Over。寒さにもまして、高温多湿に弱いので、すでに先が思いやられます。
シンガポールと言えばこれ!
※出張なので、もちろんこんな良いホテルには泊まれません。。。
さてさて、私事で恐縮ですが、先日家を建てました。夢のマイホームです。
今回のBlogは、その家にちりばめた、"IoT" を記事にしたいと思います。
完全に個人的な趣味ですので、紹介する製品のうち Meraki 以外はいずれも弊社の取り扱い商品ではありません。必要な方は取扱店、代理店などをご確認いただき、そちらにお問い合わせください。
- IoTとは?
すでにバズワードですが、IoTとはInternet of Things、モノのインターネットとも言われ、あらゆるモノがインターネットに接続され、自律的に動作する仕組みのことです。
弊社でも IoT に注力し、いろいろなセミナーでも発表させていただき、記事にもしていただいています。
IoT を住宅にあてはめてみると、いろいろな事ができるはず、そう考えて我が家にも取り入れてみました。目標は2020年、東京オリンピックの頃に建てられるスマートハウスです。
- 我が家のIoT
我が家にはいろいろなIoTデバイスが設置されています。家の設計を開始したのは2014年7月、詳細設計まで完了したのは2015年3月半ばです。述べの設計工数は、、考えたくもありません。設計終盤は毎週土曜日の17時から日をまたいで、ハウスメーカーの方と打ち合わせを繰り返してきました。それくらい、IoTデバイス含めこだわってみました。
Panasonicさんの宣伝みたいで恐縮ですが(広告費など一切いただいておりません!笑)、我が家に設置したPanasonic製のHEMS、分電盤、エコキュート、IH、照明、エアコン、FAXがネットワークに接続されています。家を建てたハウスメーカーは、Panasonic系列ではなかったのですが、いろいろな比較をしたところ、Panasonicの製品が、当時は私の要求仕様にあっていると考えたからです。
そのほかにも、Safie(カメラ)、IRKit(赤外線制御装置)、MESH、ホームセキュリティなどがネットワークに接続されています。
余談ですが、インターホンもインターネット接続に対応したものがあるのですが、私の誤発注でインターネット接続不可のタイプにしてしまいました。。
主要なものを見ていきましょう。
HEMS
これがHEMSの画面です。電気の使用量、太陽光の発電量、分電盤の回路単位での電気の使用量が確認できます。たとえば、書斎のエアコンをつけっぱなしにして寝てしまったなども、すぐにバレてしまいます。
分電盤
HEMSが確認できる範囲は、基本的にこの分電盤の分岐回路ごとです。この分電盤は、49回路にわけて電気の使用量を確認できます。こんな分電盤搭載している家、めったにないはず!
エコキュート(電気湯沸かし器)
本体の見た目はフツーの給湯器なので省略しますが、iPhoneからVPNで自宅に接続したら、外からもお風呂にお湯が入れられました。なお、栓が抜けてないか確認する術がないので、外からお湯はりはほとんど使わない模様。
エアコン
Panasonic純正アプリで、外からもVPNをつながずにON/OFFできます。
ただし、外からの操作という点では、IRKitの方がいろいろできて便利です。
IRKitより便利な点は、実際にONかOFFかがわかることでしょうか。
照明
今回ご紹介する中では、これを一番活用しています。我が家は基本的にLEDのダウンライトにしているのですが、Panasonicの照明コントロール用アプリで制御できます。
我が家はリビングの壁に、古くなった iPad mini をマグネットで貼り付けています。照明のメインスイッチとしているので、自動的にロックしない設定にしていつも電源ON状態です。
普段は照明スイッチやHEMSの管理画面を開いておけますが、ホワイトボードアプリを入れておけば、ホワイトボードにもなるので便利です。
パナソニック 照明スイッチ アドバンスシリーズ リンクモデル
ちなみに、我が家はリビング入ってすぐのとこに、いろいろなリモコンなどを取り付けるスペースを付けました。まだ完成形ではないのですが、iPadを壁付けしている家はあまりないようで、我が家に来る人はだいたいドン引きびっくりします。
IRKit
こっちはPanasonic製ではありません。OpenSourceのリモコンです。さらっと書きましたが、オープンソースのリモコンって、すごいですよね。WiFiにつないで、スマートフォンなどからあらかじめ登録した赤外線情報を送信できます。
OpenSourceなので、いろんなアプリが出てます。まだ新居では設定していないのですが、スマートフォンの位置情報を元に、ある場所に近づいたらエアコンONの赤外線信号を発信して、家に帰るころには快適な温度になっている、といった事ができます。前の家は西日が強く、夕方帰ると暑かったので、重宝していました。
MESH TAG
SONYが開発したとっても小型(約5cm x 2.5cm x 1cm)なセンサーデバイスです。1か月ほどバッテリーがもつらしいです。
このシリーズ、いくつか種類があるのですが、私が持っているのは "MOVE" という動きを検知するものです。
これを郵便受けにつける予定で、ポストに郵便が入ったら、リビングのiPadの音を鳴らして、メール通知をさせます。
# このタグ、しばらく動きがないとスタンバイ状態になってしまうようで、詳細を調べていないのでまだ設置はしてません。
MERAKI
言わずと知れた、クラウド管理型のネットワーク機器です。これは私が説明するまでもありませんが、上でご紹介したデバイスを無線で接続するために必要です。
ちなみに、我が家は壁内に配管を通してあり、Meraki AP も自分で壁にマウントしてみました。
レーザー墨出し器で垂直を確認して、インパクトドライバーで柱にマウントキットを取り付け、マウントキットが垂直か確認して、上の写真の通り設置されるわけです。壁にMerakiが設置されている家も、そうそうあるまい。
将来のためにCD管/PF管を多めに入れておきました。この写真を撮った時より今はもっと配線増えてます。
MerakiのFirewall, PoE Switch, ONU/ひかり電話ルーター, UPS などが設置されています。
まだまだIoTデバイスはたくさんあるのでもっとご紹介したいのですが、続きは次回に。次回は残りのデバイスと我が家での "IoT" 活用方法をご紹介します!
# 掲載予定ですが、こんなゆるい趣味の記事を書いて、偉い人とかにおこられたら、次回はないかもしれません。。ご了承ください。
それではまた次回、お楽しみに!
Hideyuki Morii
@moriihideyuki