
HPE Tech Jam Bangkok 2026 ~Juniper統合後のHPEの近況~
こんにちは!
HPE Juniper製品担当の本間と申します。
今回は、2026年5月18日から22日にかけてタイのバンコクで開催された、HPE APACパートナー向けの技術カンファレンス「HPE Tech Jam Bangkok 2026」の参加レポートをお届けします!
イベント概要

「HPE Tech Jam」は、HPEパートナーに向けた大規模な技術カンファレンスです。
今年はバンコクで開催され、APAC全体から1600名以上、日本からも約90名が参加する熱気あふれるイベントとなりました。
全体で約320のセッションが開催され、そのうち約90セッションをネットワーク関連のコンテンツが占めており、HPEがネットワーク領域にいかに注力しているかがうかがえます。
技術情報の取得だけでなく、展示ブースでメーカー担当者に直接話を伺ったり、他のHPEパートナー企業との交流を深めたりと、非常に有意義な時間となりました。
HPEの戦略&方針

イベント全体を通して強く打ち出されていたのが、混沌としたAI時代のトレンドと、HPEが持つポートフォリオの優位性です。
混沌としたAI時代をチャンスと捉え、自社がAIを動かすために必要なNetwork/Server/Storageなどのインフラをすべて揃えている点を強調していました。
AIのためのすべてのインフラをHPE一社が提供できることは、管理プラットフォームの最小化や、更新時の問い合わせ先の一本化を実現できる非常に大きな強みであると感じました。

ネットワーク領域では、「Campus and Branch」「Routing Infrastructure」「AI & Datacenter」「Security」の4領域を重点分野として定義し、これらの領域では、インフラを自動的・効率的に管理する手法として、「Self-Driving型のIT運用」を提唱しています。JuniperもArubaもAI機能を搭載しているので、今後の統合の進展とともに、Self-Driving型のIT運用がさらなる発展を遂げる予感を強く感じました。
また、今後のJuniper (Mist) と Arubaの展開についても明確な言及がありました。「どちらか一方が無くなることはなく、両ソリューションの拡販を継続する」とのことです。
その統合を裏付けるように、一つの機器でJuniper(Mist)とArubaのどちらの環境でも稼働できる「デュアルプラットフォーム対応AP」が発表され、「ハードウェアの統合も圧倒的なスピードで進める」と、他社への強い対抗意識と自信を見せていました。
Juniperの新製品&ニュース

Juniper領域では、ポートフォリオのさらなる拡充を実感できる新情報が多数発表されました。
- スイッチ:EX5200 / EX4100-H-12T
- 10GbE×48ポートの高密度アクセススイッチ「EX5200」や、EX4100の上位機種にあたる「EX4100-H-12T」が登場しました。
- ファイアウォール:SRX400 / 440シリーズ
- 小規模拠点やブランチ向けの小型・省スペースな次世代ファイアウォール製品です。
- ルータ:MX301/PTX10002-60MR
- NVIDIAとのAI Factoryでも採用されている高性能エッジルータ製品です。
Arubaの新製品&ニュース

Aruba領域でも、最新のWi-Fi規格やOSアップデートにまつわる重要な発表がありました。
Wi-Fi 7対応AP:AP-723H
MistとArubaのデュアルプラットフォームに対応したアクセスポイントとして新たにリリースされました。
- Wi-Fi 7対応APでのAOS 8サポート
- 既存・新規のWi-Fi 7対応APでも引き続きAOS 8(オンプレミス)がサポートされることが発表されました!既存環境を維持したいお客様には朗報と言えます。
特に2点目については、AOS 8からAOS 10への移行支援ツールについて説明するセッションがあり、このツールのおかげで、設定の階層構造の可視化や設定の洗い出しなど、移行作業のハードルを下げてくれそうだと感じました。
一方で、あくまでハードルを下げるためのツールなので、ArubaのOS移行などの実運用に関わる部分は、今後私たちがしっかりと検証し、最適な移行手順や構成をお客様に分かりやすくご提案・サポートしていくことが重要だと感じています。
まとめ
HPE Tech Jam Bangkok 2026を通して、HPEのポートフォリオの充実ぶりと、JuniperとArubaの統合のスピード感に驚かされました。単なるラインナップの整理にとどまらず、両者の強みを融合させていくHPEの方向性は、変化の激しいAI時代において、お客様のインフラ課題を解決する強力な基盤になると確信しています。
今後もHPEが掲げる「AI for Networks」の進化から目が離せません。さらに詳しい技術情報や、具体的な導入・移行に関するご相談がありましたら、ぜひ弊社営業またはエンジニアまでお気軽にお問い合わせください!





