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【速報】Cisco Live 2025@San Diego ~Keynote編~

こんにちは!

Cisco製品担当SEの本田と申します。

今回は、2025年6月10日に開催されたCisco Live 2025(サンディエゴ)のKeynoteセッションについて、現地の熱気を交えながらお届けします!


目次[非表示]

  1. 1.Cisco Live の Keynoteとは?
  2. 2.現地の雰囲気
  3. 3.Chuck Robbins氏が語るCiscoのビジョンと戦略
  4. 4.発表された3つの戦略
  5. 5.発表された最新ソリューション
  6. 6.現地で話題沸騰だった「AI Canvas」
  7. 7.まとめ:CiscoはAI時代のインフラ企業へ


Cisco Live の Keynoteとは?

毎年開催されるCisco Liveは、Ciscoが主催する、IT業界の最先端技術と戦略が一堂に集結するグローバルイベントです。その中でも 「Keynote(基調講演)」は、Ciscoのエグゼクティブ陣が登壇し、同社のビジョン・戦略・最新技術の方向性を世界に発信する最重要セッションです。

すでにYouTubeに動画がアップロードされておりますので、気になる方はぜひご視聴ください。

・Cisco Live 2025 San Diego: LIVE Broadcast - Opening Keynote #CiscoLive
  https://youtu.be/Tiyh9lxs_LE?si=UiLHqt1ge928UH5E


現地の雰囲気

Cisco Live 2025のKeynoteは、朝8:30の開始にも関わらず、会場は早朝から超満員でした。

広大なホールにもかかわらず、開始15分前には空席を探すのも一苦労で、まさに熱気に包まれておりました。


Chuck Robbins氏が語るCiscoのビジョンと戦略

冒頭には、Cisco CEO Chuck Robbins氏が登壇されました。

Chuck Robbins氏がまず語ったのは、次の力強いメッセージでした:

「The Network Foundational for AI」
― AI(特にAgentic AI)には、広帯域・低遅延のネットワークが不可欠!

さらに、

「There is no Secure AI without Cisco」

と述べ、セキュリティを含めてCiscoの技術がAI基盤にとって重要であることを強調していました。


発表された3つの戦略

Chuck Robbins氏が提示した、CiscoのAI時代に向けた3つの戦略的柱は以下の通りです:

AI-ready data centers
 → AIに最適化された次世代のデータセンター設計

Future-proofed workplaces
 → 柔軟かつスマートな働き方を支える職場環境の整備

Digital resilience
 → サイバー攻撃や障害を即座に検知・復旧する能力の強化


発表された最新ソリューション

続いて、Cisco最高製品責任者のJeetu Patel氏が登壇し、上記3つの戦略的柱に対応する、具体的な技術と製品群を紹介しました。

すべてをご紹介することはできませんが、特に印象的だったポイントを絞ってお伝えします。

● AI-ready data centers
・Unified Nexus Dashboard:NX-OSとACIを統合管理
・Cisco Secure AI Factory:Cisco×NVIDIAによるAIインフラ設計図
・Secure Firewall 200/6100:小型・大型モデルが登場
・Live Protect:パッチ前に脆弱性を自動監視、防御
・Hybrid Mesh Firewall:ポリシーの横断的管理を実現

Future-proofed workplaces
・Unified cloud management:CatalystとMerakiを一元管理
・AI Canvas:AIが問題の発生箇所を自動で特定
・Smart Switch:Silicon One搭載の新型スイッチ

Digital resilience
・New Integration with Splunk Observability:Catalyst、Meraki、ThousandEyesとSplunkの連携
・Free Cisco Firewall logs to Splunk:Secure FirewallログのSplunk送信が無料に
・Splunk PODS:Cisco検証済みのSplunkオンプレ用構成


現地で話題沸騰だった「AI Canvas」

今回、最も注目を集めたのが「AI Canvas」のデモです。

Ciscoが提供するAgenticOps(AI自動運用基盤)の機能で、

1. ServiceNowのチケットを確認
2. MerakiやThousandEyesなどから自動でネットワーク情報を収集
3. Splunkからアプリケーションの状態も分析
4. 原因分析→グラフ化→自動対処(例:QoS変更)

までをすべてAI Canvasのダッシュボード上で完結させる様子が披露されました。

これはまさに“AI運用の完成形”といえる衝撃的なデモでした!


まとめ:CiscoはAI時代のインフラ企業へ

セッションの最後にCisco最高製品責任者の Jeetu Patel氏は次のように語りました:

「CiscoはAI時代の重要なインフラだ」


この言葉は、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、可視化をすべて自社で統合的に提供できるCiscoの強みを端的に表しています。Ciscoの技術がAIインフラの中核となる時代がいよいよ本格化していると感じさせるKeynoteでした。

今後もCiscoの動向から目が離せません!

次回は、Cisco Liveの「World of Solutions」(Ciscoおよびそのパートナー企業が、最新技術・ソリューション・サービスを紹介・実演する展示エリア)で得た情報をお届けする予定です。

どうぞお楽しみに!


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本田 尚平(ほんだ しょうへい)

本田 尚平(ほんだ しょうへい)

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