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え、うちのネットワークってこんな状態だったの? ~ SaaS 型 INET 可視化ツール ThousandEyes ~

皆様、こんにちは!

ネットワンパートナーズ 毛利です。

突然ですが、普段インターネットを使っている中で、何かつながらないなぁ。。というとき
原因がわからず、困ったことはないですか?

昨今、ネットワークの複雑化やクラウドサービス利用の増加により、何か問題が発生した際に
確認すべきポイントがとても多くなっています。

ネットワークに「なんか」つながらない


私が思いつく限りでも、いくつもの確認ポイントが挙げられます。

  •  PC の設定
  • 無線の電波状況
  • 社内 NW の状態
  • 使用しているインターネット回線の状態
  • DNS による名前解決の状況
  • 接続しているサービスの状況

このように、ひとえに「つながらない」といっても確認すべきポイントは多岐にわたっており
管理者やユーザにとって、トラブルシューティングが非常に難しい環境となっています。
このような環境下において、迅速なトラブルシューティングを行うためには、
ネットワーク状態の把握、問題点の切り分けが可能な可視化ツールが不可欠です。

そこで今回は SaaS 型インターネット可視化ツールである ThousandEyes をご紹介します!


目次[非表示]

  1. 1.ThousandEyes (サウザンドアイズ)とは
  2. 2.構成要素
    1. 2.1.Web ポータル
    2. 2.2.エージェント
  3. 3.可視化の仕組み
  4. 4.ThousandEyes の監視テスト
  5. 5.ThousandEyes のユースケース
    1. 5.1.自社サービス品質を担保
    2. 5.2.外部サービス利用の品質監視
    3. 5.3.リモートワーク環境のモニタリング
  6. 6.おわりに


ThousandEyes (サウザンドアイズ)とは

ThousandEyes は、社内/社外に設置されたエージェントから特定のサービスに対して監視テストを日常的に実行し、マルチレイヤでの接続状況を可視化するサービスです。
利用頻度の高いクラウドサービスや社内ネットワーク間を対象にモニタリングすることにより、障害の早期検知や障害ポイントの迅速な切り分けが可能です。

ThousandEyes (サウザンドアイズ)とは


構成要素

ThousandEyes はターゲットに対して監視テストを実行するエージェントと、監視テストの設定、結果の収集と可視化を実施する Web ポータルの 2 つのコンポーネントから構成されています。


ThousandEyes (サウザンドアイズ)構成要素


Web ポータル


ThousandEyes の Web ポータルはクラウド上のサービスとして提供されます。
ユーザは可視化された監視情報をこちらの画面から確認することが可能です。
また、監視情報の保存や共有、メール通知といった情報のアウトプット機能も豊富にサポートしています。

ダッシュボード



エージェント


エージェントは 3 種類が用意されており、それぞれ異なる特徴を持っています。

ThousandEyes (サウザンドアイズ)エージェント3種類


・Cloud Agent
メーカーにてあらかじめ全世界にて設置されているエージェントです。
このエージェントを利用することにより、社内からの情報だけではなく、社外からターゲットへ向けた監視情報を取得することができます。

・Enterprise Agent
ユーザーが自社内に自由に設置することができるエージェントです。
ソフトウェア形式で提供されるため、ユーザーの環境に合わせて設置することができます。

・Endpoint Agent
Windows や MAC といったユーザー端末にインストールするエージェントです。
端末からターゲットまでのエンドツーエンドの監視を行い、さらに登録した Web サイトへアクセスする際のユーザ体感品質をスコアリングすることが可能です。


可視化の仕組み

ThousandEyes では、Web GUI にて設定した監視テストを各種エージェントから実行し、エージェントが取得したテスト結果を Web GUI へアップロードすることにより、ユーザーは Web ポータルから監視データを確認することが可能です。


ThousandEyes (サウザンドアイズ)仕組み

※メーカ提供資料から引用


ThousandEyes の監視テスト


ThousandEyes では監視内容の異なるテストがいくつも用意されています。
代表的なテストとしては、HTTP レベルでターゲットの可用性を監視する HTTP Server テストや、Web サービス上のオブジェクトの取得時間を計測する Page Load テスト、一連の操作をスクリプト化し実行する Transaction テストといったものがあります。

複数のテストを組み合わせることにより、ユーザーのニーズにあった様々な情報を確認することができます。

・HTTP Server テスト

HTTPテスト

・ Page Load テスト

Pageloadテスト


ThousandEyes のユースケース

ThousandEyes の主なユースケースとして具体的な例を 3 つほど紹介させて頂きます。


自社サービス品質を担保

インバウンド監視


まず 1 つ目が自社が提供しているサービスを Cloud エージェントを使用し、監視するケースとなります。
自社サービスへのアクセスに問題が発生した際にアプリケーション、ネットワークどのレイヤに原因があるのか、影響範囲はどの程度かを迅速に把握することが可能となります。
これによってサービス劣化を最小限に留め、品質を担保することが可能です。
主に自社サービスを提供しているサービスプロバイダのお客様に有効なユースケースです。



外部サービス利用の品質監視

アウトバウンド


2 つ目は昨今のビジネスに欠かせない Office365 を代表する SaaS サービスを監視するケースとなります。
業務上利用している SaaS サービスを社内に設置した Enterprise エージェント、 Cloud エージェントの両方から監視することにより問題が発生した際に社内ネットワークの問題か、サービス側の問題かといった切り分けを即座に行うことが可能です。
こちらは業務上で SaaS サービスを利用している全てのお客様に当てはまるようなユースケースとなります。


リモートワーク環境のモニタリング

リモート監視


最後の 3 つめのユースケースが、リモートワーク環境のモニタリングとなります。
最近では当たり前となっているリモートワークですが、これまでの社内での業務と違い、従業員がそれぞれのネットワーク環境で業務をするため、何か問題が発生した際に原因の特定が非常に困難という課題があります。
ThousandEyes では、Endpoint エージェントを使用することにより、各リモートワーカのネットワーク環境の情報をモニタリングすることで、この課題を解決することが可能です。
こちらのユースケースはテレワークを推進しており、多くのリモートワーカを抱えているようなお客様に有効となります。


おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回紹介させて頂いたユースケースの他にも、ThousandEyes はユーザーに合わせて様々な使い方ができます。
ネットワークの可視化にご興味がある方はぜひこの ThousandEyes にて、自分達だけのネットワークの可視化を実現してみてはいかがでしょうか。

本件に関してご不明点ございましたら、お気軽にお問合せください。

毛利 堯(もうり たかし)

毛利 堯(もうり たかし)

NOP SE部でSD-WANを担当している3年目エンジニア 広島県産のはまっ子
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