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ハノーファメッセ 2017 のレポートをお伝えします!

みなさん、一年ぶりにこんにちわ!NOP で Industrie4.0 は絶対にビジネスになるし、IT企業の立場から、お役にたてることも一杯あると伝えて歩く、製造業 IoT 推進担当、長澤です。


2016年度、こちらの記事の通りドイツで開催されるハノーファメッセに訪問させて頂きましたが、何と2017年度も訪問することを許されました!2年連続でドイツへの出張を認めていただき、誉れとともに、プレッシャーを感じる製造業IoT推進担当です。

市場の動向をしっかりと押さえた上で、ドイツにおける Industrie4.0 、日本における第四次産業革命に対応し、 IoT をしっかり仕事にして、「会社に、社会に貢献しろよ」という会社からのメッセージだと捉えつつ、しっかり満喫させていただきました。

去年は完全に一人きりの旅で寂しい思いもありましたが、今年はパートナー様や社内エンジニアも一緒に行き、意見交換も実施できたのでより有意義だと感じながら、込み入った仕事の話は社内で話をさせていただきつつ、このブログではネットワーク屋の製造業マーケット担当が感じたことをお伝えしたいと思います。


なお、今年は私だけではなくエンジニアの砂川も訪問しておりますので、最新テクノロジーな視点は後日の砂川の記事に譲らせて頂きまして、今回のエントリでは、昨年と比べて感じた差分や日独フォーラムの様子など、緩やかにお伝えさせて頂きます。

ハノーファメッセ会場エントランス  


目次[非表示]

  1. 1.全体的には正統進化、2017年度はバズワードより中身の提案がpointでした
  2. 2.明らかに進化したシスコブース
  3. 3.コレがドイツの戦略企業の提案内容かというシーメンスブース
  4. 4.日独フォーラムにもシーメンスがプラチナスポンサー、とはいえ、日本企業の存在感も増したと思います。
  5. 5.HannorverMesse2017で感じたことをまとめると・・・


全体的には正統進化、2017年度はバズワードより中身の提案がpointでした

去年、舞い上がっていただけかもしれませんが、「ちょっと客足が鈍っていたのでは?」と感じた部分もありました。

もちろん、人は多いのですが、「混みすぎてて動けない!」というシーンにはあまり出会うことはなかったです。昨年は、「Industrie4.0」,「IoT」 といった言葉が踊り回るといったイメージでしたが、今年は具体的なソリューションに仕上がってきているという印象を受けました。

会場内がにぎわっている様子

※そうはいってもこのくらいの人ごみです※


昨年はオバマ大統領が来てとてもセンセーショナルなイメージでしたが、今回は全体をとおして、正統進化をしているといったところでしょうか。例えば、私の昨年の気になる一社であった DAQLI というスマートヘルメットを作っている会社が昨年はインテルブースの間借りだったところから、大きなブースを使ってデモを行っており、さらにはシーメンスブースにも出張展示しているという状況を見て、 AR ソリューションも本格展開されて来ることもそう、遠い未来ではないなと改めて感じたのも面白かったです。

DAQRI社のブース

​​​​​​​ ※昨年はインテルブースでちょっと間借りしていたDAQRI社ブース、大幅拡張していましたね※


明らかに進化したシスコブース

当社が最もお付き合いの深い企業となります、シスコシステムズ社、昨年のブログでは、記事にできなかった理由がありました。それは、ブースの内容が「紹介できることがあまりなかった」に他なりません。今年、こんなことが書けるのは、今年のシスコブースは全く変わったからです。ロックウェルオートメーション、パンドウイットコーポレーションをはじめとしたパートナーとの  IIoT(Indstrial Internet of Things )ソリューションを具体的なカタチで提案をしていました。シスコなのでもちろん私たちと馴染みの深いネットワークの話が中心でしたが、TSN(Time Sensitive Network)対応や AssetManagement 、Sub Giga 帯を使う無線センサーの話までシスコブースで聞けたのはとても面白く感じました。

以下、昨年度のと今年のシスコブースの比較です。シスコさんも気合の入れ方が違いますね。

2016年のCiscoブース

※ ↑ こちらは2016年のシスコブース※2017年のCiscoブース

※ ↑ こちらは2017年のシスコブースの様相です。2Fは商談ラウンジが広がり、中には多数のエコパートナーとの協業デモ、セミナーコーナーもありました※


コレがドイツの戦略企業の提案内容かというシーメンスブース

シーメンスという企業、 IT 企業の我々には馴染みがあまりないと思います。製造業に関わる前の私のシーメンスイメージは「補聴器」でした。オムロンさんの「体重計・体温計」のイメージと同じかもしれません。


しかし、今ならわかります。どちらも製造業には欠かせない超巨大企業何ですよね。


中でもシーメンスはドイツの製造業においては絶対的な存在、昨年訪れた時はあまりのブースの広さになにがポイントかも全くわかりませんでした。このため、今年は、あらかじめシーメンスの方にブースツアーの調整をしていただきました。ポイントがまとまっていてよくわかり、大きく感じたことは2点です。

一つ目は「 CPS が具体的な世界になってきている」ということです。 ちょうど、昨年もシーメンスのブースをしっかり見た方と意見交換をさせていただきましたが、「昨年は提案が曖昧だったプロダクションの部分が具体的に一気通貫で提案されている」というお話をいただきました。この「一気通貫での提案」は IoT ビジネスに専従している身としては本当に画期的だと思います。

二つ目は「ほぼ全てがクラウドにつながることを考えている」ということです。 私たちが「ネットワーク」と表現をしているものをシーメンスでは「コミュニケーション」という言葉に置き換えて説明をしていますが、「MindSphere」というシーメンスのクラウドにつながってくる前提に語られいたことも印象的です。2016年はSAPHANAを用いて展示をされていましたが、実証実験が終わり、2017年に販売開始となったソリューション、シーメンスもクラウドに本格参入してきています。

こんな、広告も何本か見かけました。

シーメンスの巨大広告

※人との大きさを御比べください:比較モデルは今回同行したエンジニアの砂川です。※

クラウドといえば AWS さんのブースも面白かったです。先ほど書いたシーメンスの「MindSphere」をはじめ、BECKOFFさん、KUKAさん、WAGOさん、などなど、多くの企業で AWS を使った製造向けクラウドサービスを使っています。ここでも、さすがの AWS 、製造業でも着実に広がりを見せています。

AWSのブース

  

日独フォーラムにもシーメンスがプラチナスポンサー、とはいえ、日本企業の存在感も増したと思います。

日独連携が進む中でシーメンスはプラチナスポンサーとして協賛をしていました。シーメンスの日本市場に対する攻め入る姿勢が見え隠れしてきている気がします。

今回日独フォーラムで講演を聞けたときには三菱電機さんも FA-IT OPEN PLATFORM を紹介をされていました。海外だけに限らず、製造業を中心とした巨大企業も続々とクラウドを意識しています。(ちなみに、恥ずかしながら、 FA-IT プラットフォームのサービスを勘違いしていたのですが、クラウドサービスではなくてエッジ層のコンポーネントだそうです。)ネットワンとしては様々なクラウドをつないでゆくというサービスの展開もしておりますが、製造業の分野でもこのような、複数クラウドを前提として、フレキシブルかつセキュアにつなぐという必要が出てくるということを強く感じました。

企業としても昨年は印象がなかった日立製作所のブースがだいぶ大きなコマで出展をしていたことや、

日立製作所のブース


ロボット企業の展示多い17番ホールでファナックさんが大々的に宣伝を打つなど

ファナック

​​​​​​​昨年以上に日本の大手企業さんが目立ったように感じました。(昨年と視野が変わってはいるので、昨年は見落としていただけでしたらすみません、、、。)


HannorverMesse2017で感じたことをまとめると・・・

総じて、IoT/Industrie4.0 というバズワードは下火になりつつも、「ネットワークの力で日本の製造業をもっと強くする!」人たちが増えていると思います。 強く感じたことの一つとして、日本人が非常に多くいたように思えます。

感覚としては日本、中国、韓国の参加国であれば日本人が一番多かったのではないでしょうか。昨年は4:5:1といったイメージでしたが、今年は6:3:1位の感覚です。これは、去年の割合とは全く異なりますね。


3月のCebitを経て、政府からも「 Connected Industries 」が我が国産業におけるコンセプトとして打ち出されました。


ますます具体的な製造業の IoT 利活用は進んでいくことでしょう。この一年間でも体感しましたが、マチガイなく、この波は大きなうねりとなっています。その中でも私たちのように「つなぐ」企業に一つのとても重要な役割があると改めて確信ができました。


昨年は一人で行って一人で帰ってきましたが、今年は数社、お声がけをさせていただき、こんなナイスガイがいるお店で懇親会も開くことができました。

懇親会の様子

OSI参照モデルで言う所のL1からL7までそれぞれ得意なことがある企業の方々がおつきあい頂き、非常に刺激的な時間を過ごせたと感じています。微力ではありますが、弊社がHUBとなって、 IT 企業の中から製造業の IoT 化をより深く、進めることができるつながりができたのではないかと思っています。ひいては日本の製造業の競争力を高める一助になれればこんなに光栄なことはありませんよね。

来年もまた、ブログを書けるように邁進したいと思います。製造業IoTにご興味のある企業の皆様ぜひネットワンパートナーズにお声掛け頂き、一緒に日本の製造業の市場に影響を与える活動をしたく考えておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。

本ブログ記事、ここまでおつきあいいただきありがとうございました。 次の更新では、同行したエンジニアの砂川がより、具体的なレポートしてくれます。また、NOPのブログを覗きに来てくださいネ!