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EMC World 2015参加レポート・EMCの方向性とお客様の課題を再定義「REDEFINE.NEXT」!

  初めまして、ネットワンパートナーズ セールスエンジニアリング部 久保です。 今回、初めての投稿となりますので、少しだけ私のご紹介をします。現在EMC製品の技術を担当しています。2014年10月から2015年3月の6か月間、EMC製品プリセールスの強化合宿で、みっちりEMC製品について学んできました。そして先日、  米EMCが5月4日から7日に開催した「EMC World 2015 in ラスベガス」に参加してきましたので、今回はその様子をご紹介します。 Joe Tucci氏と肩を組んでいる画像

でもその前に、ちょっとだけ聞いてください。 なんと、 EMC chairman and CEO の Joe Tucciさんとラスベガスでお友達になりました!(あんまり勝手なこと言うと怒られそうですが)。 まさかこんなサプライズがあるとは思いもしませんでした。 と、読者のみなさまのつかみをとったところで(?)、本題に入っていきたいと思います。

今回のテーマは「REDEFINE.NEXT

EMC World 2015のテーマREDEFINE.NEXT EMC World 2015の会場の様子

メッセージとしては、「既存環境のコストを削減し、新しい環境(platform 3.0等)に投資していくこと」、「この新環境へ投資する為のリスク検討が、お客様の課題であること」、そして、今後EMCが進むべき方向性とお客様の課題を紹介されていました。

新製品紹介のようす EMCの方向性とお客様の課題

これらのEMCの方向性とお客様の課題は、EMCフェデレーション(EMC、VMware、VCE、Pivotal、RSA)で実現できるということで、そのための新しい製品が発表/紹介されました。 以下で、発表された新製品についていくつか簡単にご紹介します。


まず最初に、紹介されたのは「VXRACK」です。

VXRACKは、VCEから提供されるコンバージド・インフラストラクチャです。1/4 ラックという小規模から導入可能で、最大ストレージ容量は 38PB まで拡張可能な、スケーラビリティに優れた製品として紹介されました。 また、ScaleIO、VMware、その他 Hypervisor 等の様々なソフトウェアと柔軟に連携ができるようです。

VXRACK

次に紹介されたのが、XtremIO の最新バージョン「XtremIO 4.0」。

ニックネームは「The Beast(獣)」です。X-Brick(40TB)は、最大8台まで拡張可能で、圧縮,重複排除(約6倍減)を考慮すると 1920TB 程度の実効容量を実現できる、オールフラッシュ型ストレージアレイとしては容量を大きく持てるストレージです。

XtremIO が復旧している様子

(XtremIO が復旧している様子)

実行容量を求める計算。Beastly Capacity

(実行容量を求める計算。Beastly Capacityって、直訳すると野獣的容量ですよね・・・)

続いて、VMAX3 が紹介されました。

VMAX3 は、VMAXのデータサービスを利用でき、さらにバックエンドで様々なストレージ(他社製品、クラウド等)の利用もできるようになりました。また、約20秒という短い時間でプロビジョニングする実際のオペレーションを、ステージ上で披露されました。

VMAX3の特長

(VMAX3の特長)

そして、バックアップアプライアンスであるData Domain DD9500 が紹介されました。

Data Domainのハイエンドモデルに位置し、競合の同等製品に比べて性能面では1.5倍、容量では4倍を実現できるようです。

競合製品との性能比

(競合製品との性能比)

昨年EMCが買収したDSSDが、初のお披露目となりました。

DSSDは5Uの筐体で、36基のフラッシュを搭載できます。PCIバスを拡張してDSSDに直結することで低レイテンシーを実現し、さらにサーバ筐体内に装着する方式では不可能だった共有ストレージ化と大容量化も可能になったようです。ユースケースとしては、大容量/高速処理が求められる医療分野などを例にあげていました。

DSSDの筐体

(写真:DSSDの筐体)


最後に
​​​​​​​全体的にソフトウェアデファインドが強くなってきているようです。また、現在の platform 2.0 から、次世代のplatform 3.0 に移行していくには少し時間がかかり、その中間に位置する platform 2.5 が10年ほど続くだろうと見解を述べていました。

各製品の詳細については、今後リリースされる情報を随時ご提供していきたいと思います。

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