Cisco Webexがミュート時の音声を取得している!? 安心して下さい、大丈夫ですよ!
普段の業務がテレワーク中心となっている方々も多いかと思いますので、いまや当たり前にWeb会議をしているのではないでしょうか。
そんな私もその一人でして、今年度から10数年振りにCollaboration製品担当として活動します、中島です。
私自身は、VoIP、電話、コールセンターと対応しましたが、いまでは製品ラインナップもすっかり変わり、Web会議が中心、その中でもクラウドのWeb会議サービスであるCisco社のWebex meetingsは、リモートワークの普及も重なりここ数年で売り上げを非常に伸ばしています。
ビデオ会議時に、マイクがミュートでも音が取得されている!?
さて、そんな好調なWebex meetingsですが、ビデオ会議中に、マイクが“ミュート”でも音が取得されている!?と言う少し心配となるニュースが出た事をご存知でしょうか。
メディア記事でも出ていますが、元の論文はこちらになります。(英語です)
米University of Wisconsin-Madisonと米Loyola University Chicagoの研究チームが発表した論文
Are You Really Muted?: A Privacy Analysis of Mute Buttons in Video Conferencing Apps
https://wiscprivacy.com/papers/vca_mute.pdf
安心して下さい、大丈夫ですよ!
10数年ぶりに担当する私が言うよりも、Cisco社の見解を載せた方が安心いただけるかと思いますのでご紹介します。
結論としては、お客様がWebexをご利用いただくにあたり、ご心配頂く必要はございません、という事となります。
見解としては以下となります。
元々は2020年11月のWebex機能拡充において、Mute時に話しをしている人に対して「あなたはMuteだよ」と通知してあげる機能が実装されました。
(私もそのひとりですが、ミュートで話しちゃってたよ、という経験のある方、意外と多いのではないでしょうか。ユーザの使い勝手を意識した中々良い機能ですよね)
この機能を実装する際に、Mute時にマイクへアクセスし、話しているかの情報を取得するようになっています。
Mute通知機能の際に使われるデータですが、実際の音声データはWebexクラウドには送信されておりませんので安心して下さい。
その際に、トラブルシューティングや分析を目的に、ミュート時もボリュームやゲインなどの情報をWebexクラウドに送るようになりましたが、最近の検討結果、トラブルシューティングや分析に影響ないと判断して、2022年1月のリリースで、Mute時のテレメトリーデータの収集を廃止にしています。
Webexはプライバシー・データシートに記載されているように、ユーザーの会議トラフィックやコンテンツを監視したり、干渉したりすることはありませんので、引き続き安心してご利用いただければと思います。
Ciscoの見解の詳細は、以下に掲載されていますのでこちらも合わせてご覧ください。
今回は「ミュート時の音声を取得されているかも!?」と言う心配なニュースに対する内容となりましたが、少しは安心頂けましたでしょうか。
Webexは頻繁にアップデートが実施されておりまして、まだまだ知らない便利機能が多くあるかも知れません。次回は、実際に私が活用してみて便利だなと感じたWebexの意外と知らない(かも)便利機能も紹介したいと思います。(が、気分屋ですので、突然内容を変えるかも知れません)
便利じゃん!と感じていただき、Webexファンになっていただければと思い、次回の投稿につなげたいと思います。
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